【#33】 ローランドの蒸留所

概要

今回はウイスキーの代表的な生産国であるスコットランドにある6つの生産地域の1つである「ローランド」を説明する。

ローランドについて

スコットランドの都市であるダンディとグリーノックを結ぶ境界線の南側がローランド地域である。ローランド地域は、イーニアス・コフィの連続式蒸留機を導入し、ブレンデッドウイスキーの時代を牽引した。現在、数十の蒸留所があり、今回は代表的な蒸留所を2つ紹介する。

ローランドの蒸留所について

今回はオーヘントッシャン蒸留所とグレンキンチー蒸留所について紹介する。位置関係は以下のようになっている。

ローランド地域の図

1. オーヘントッシャン蒸留所
   オーヘントッシャン蒸留所はグラスゴーの北西に位置する蒸留所であり、軽やかでライトな味わいが特徴的である。伝統的な3回蒸留を取り入れていることが最大の特徴である。
   
   現在は、ビームサントリー社が現在保有している。オーヘントッシャン 12年は、シングルモルトウイスキーであり、蒸留所を代表する一本となっている。
   

2. グレンキンチー蒸留所
   グレンキンチー蒸留所はエディンバラを南に位置する蒸留所である。現在のディアジオ社が所有しており、ジョニー・ウォーカーのキーモルトとして知られている。グレンキンチー12年は、オーヘントッシャンと同様にローランドの特徴であるライトボディを体現している一本である。

最後に

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