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遠くへ行きたいけど餃子は食べたい

『死にたいけどトッポッキは食べたい』を読んだ。

書かれていることのほとんどが、自分自身のことで、読んでる途中に涙が出てきた。
この本を読み、普段考えたり悩んでいたことに対して、解決の糸口を見つけることができ、気分がすっきりした。

例えば、白黒はっきりつけたい性格であること。
その性格のせいで、私は何度も自分で自分を苦しめることがあった。
けれど、たまには白黒つけず、グレーの考え方があっても良いことを、この本は教えてくれた。

私のための本であったが、
唯一、作者と私とで違う点がある。
それは、この本のタイトル
死にたいではなく、遠くへ行きたい
トッポッキではなく、餃子であること。
つまり、「遠くへ行きたいけど餃子は食べたい」だ。

好きな音楽を聴くこと、心に残る本を読んだり映画を観ること、行きたい場所、食べたいもの、したいと思うことがまだまだたくさんある。だから、あまり死にたいと思うことはない。
けれど、つらいことがあったり、もやもやした感情になったりすると、知っている人が誰もいない、できるだけ遠くへ行きたいと思うことがしばしばある。

そんな気持ちになった時、
再びこの本を読み返そうと思う。
そして、これからも美味しい餃子にめぐり会うために生きていこう。

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