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徒然草 思い返してみた、7年前の就職活動

このあいだ、たまたま学生と話す機会があったあとから、アレ、わたしどうやって就活終わったんだっけか?と、いつのまにか遥か昔になった過去を思い出す。

とにかく東京、という気持ちはあったけれど、就活=旅行感覚で東京に行っていた時は正直ある。家帰って「あーつかれた、大変だったよー」と言いながらも、実は面接の隙間を縫って渋谷の街を歩いてみたり、何故かみなとみらいの遊園地のジェットコースターに乗ったこともある。

旅行感覚でというのも、実は意図的だった、と美談にしようと思う。就活初っ端の暗黒時代を乗り越えた結果だからだ。


就活初っ端、悉く面接やESがダメで、京橋京阪モールのスターバックスで泣きそうになったこともある。なんでうまくいかないんだろう、あーあ馬鹿だなあ、わたしなんて個性ゼロ人間…などなど自己肯定感低くなってしまった。

バイト(ビールバー)のマスターにもぐずぐずお話ししたら、さすが女垂らしのマスター「ぐずぐず勿体ないね〜こんな可愛いのに」と、ヨイショ。
可愛いは嬉しいもんだ、と鼻を鳴らしてたら、横から常連さんが「本音で話せる環境は自分で作んなきゃ〜リラックス〜」と言われてハッとした。

着たくないスーツ着て、バチっと決めて、こうしたらいいんでしょう、という型に当てはまることがしんどかったのだと思った。
小学生の時に書いていたプロフィール帳とESが重なった。あの頃「嫌われたくない」と思いながらテンプレコピペで書いていた小学生の自分と、就活当初の自分は、何も変わってなかった。

ということで、できるだけノーストレスで、就活することにしたのだった。旅行というのはあながち美談でも間違いではない、それくらいの心理状態で楽しんでみようか、と思い直したのです。
そして、たまたま拾ってくれたのが今の会社で、わたしはまだ転職をしていない。


そういえば、入社後の部署配属が決まった時に、部長に伝えた言葉がある。
「わたし、褒められて伸びるタイプです。」
マスターの可愛いは、わたしの元気玉だ。

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