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徒然草 酒とエッセイ

エッセイが好き。他人がどんなことを考えながら生きているのか、気になるからだ。

特に、一人でお酒を飲みながら読むエッセイ、の時間が堪らなく好きだ。一人で飲んでるのに、誰かと酒を交わしてる、そんな気分になる。

たまたま読んだストーリーが、自分も経験したことのあるシチュエーションだと、妙にワクワクする。
あの瞬間、人生の分かれ道といったら大袈裟かもしれないが、ちょっとしたスイッチが沢山あったんだなと気づかせられ、ちゃんとわたしは「選んだんだ」と、自分という存在を認識できることに嬉しくもなる。

話は変わるがMIU404というドラマが好きだ。まさに「スイッチ」を1つの軸に物語は進む。
“偶々”アレを選んだから、”ちゃんと考えて”アレを選んだ、その時々によって「選ぶ」までの深度やスピード感は違いながらも、数秒先は進んでいく。

いくつのことを選んできたんだろう。この先、選ぶことはどれくらいあるのだろう。
歳を重ねるほど、選ぶということは増えると思う。そしてそれは重みを加えていくのだろう。
選んだことによる影響は、自分の人生で収まるものではなくなるのだろう。

話を一人エッセイ飲み(と命名した)に戻す。お酒を飲む場が好きなのは、人と対話すること、だけじゃなく、自分の内側と対話することにも、わたしは楽しみがあると考える。

一人エッセイ飲みのあとは、だいたい酔ってる。酒にも自分にも。

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