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ここにスイッチがあるんだ

美味しいお弁当に出会えた時。スタッフに食べてもらいたいなと思う。

値段ではないんです。安くてもちゃんと選んでいるか。が大事。

イベントは規模にもよるけど、本当にたくさんのスタッフによってできあがっていく。その場所は早朝から深夜まで何もないところに作り上げていき、何もなかったかのように元どおりに終わっていく。

#エコではないと思う時も多々

本当にたくさんのプロや専門職の方々に支えられ、思い描いたものを形にしていただきます。

#ほんとすごい

ただプロや専門職のスタッフだけでは100点は作れないんです。

大量な荷物を積んだトラックが何台も到着し、何回も往復して荷下ろしする作業。細かいものもたくさん。

資材や機材を運ぶ。掃除する。会場を傷つけないように養生する。安全を確保する為に柵をはる。

控室を作る、スタッフの休憩環境を作る。まだまだたくさん。

アルバイトさん達がいるからプロのスタッフは専門職に没頭して作業にかかれる。

#考えたらキリがない作業がたくさん

#アルバイトさんは大事

そんな時普段の生活でも欠かせない食事。この時間大事。

現場を離れてみんな食事に行かれてしまったら作業時間が伸びてしまう。だからお弁当を用意して現場で食べていただきます。

全体の予算の中で数百人分のお弁当の内容は私の悩みどころなんです。

¥1000×500人×昼・夜。そんな中で一番人数が多いのはアルバイト。

プロや専門職スタッフには¥1000のお弁当。アルバイトには¥600なんて分けて発注する人もいるらしい。

これダメ。 この¥400にどんな差があるのかな。

アルバイト一人でもこの現場にとっては同じ欠かせないスタッフ。予算が厳しいなら全スタッフ¥600のお弁当でしょ。

さすがにアルバイトさん全員の顔は覚えられません。「お疲れ様」「ありがとう」と声をかけたいけれど、なかなか難しい。

少ない休憩時間で美味しいお弁当。全スタッフが同じ環境。で私は感謝の気持ちを伝えたい。

もちろん純利益も大事。でもそれ以上に返ってくるものは大きいのです。

今、勝てればいいのではないんです。

これを何年も繰り返していたら、「あの現場にまた入りたい」「アルバイトも舞台監督さんやテクニカルスタッフさんと同じ弁当なんですね!」「楽しい現場です」と嬉しい声が今は聞こえてくる。

全スタッフが休憩までの時間をめいいっぱい頑張って作業してくれるし、休憩時間も楽しそう。プロスタッフも妥協せずにとことんやりたいことに向き合ってくれる。良い雰囲気、良い結果が残せるものは次の仕事にも必ずつながる。

そして何よりアルバイトが違う現場でも声をかけてくれる

#ごめんね 。名前も顔も覚えられてないけど、すっごく嬉しいよ

お弁当だけで、現場の士気が20%は確実にあがるよ。

私は「肉系」「魚系」「野菜系」と3種類くらいは選べるようにがんばってます。

スタッフのやる気スイッチを入れられる方法はまだまだあるよ。

#全スタッフを 「同じ人」とみること





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