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箱庭あそび

わたしの家にはSwitchが一台しかないので恋人と一緒に使っているんだけど、わたしが先にどうぶつの森を始めたので彼は強制的にわたしの作った島に住むことになりました。

村谷由香里です。
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「狂い女が妄想によって未開の地を怪異の孤島にしたてあげる」というコンセプトで箱庭あそびを楽しんでいたんだけど、そこに「何も知らない一般男性」が強制的に連れてこられたことで一気に物語が動き出して感動しています。

Switchライトだしコントローラーもないので島に同時接続することができません。「わたし」が島にいるときは「彼」の姿はなく、「彼」が島にいるときは「わたし」の姿はない。
島の開拓はほとんど代表の「わたし」がやっているから、彼は知らぬうちに島の様子がおかしくなっているのをただ目撃するばかりになる。
彼は他の住人たちがしきりに名前を挙げる女の存在を知りながらも、怪異の元凶である彼女と出会うことは決してないわけです。

彼が掲示板でしきりに「誰かいませんか」と話しかけても女は島に関する怪文書を追加するばかり。ただ見えていないだけで島のどこかにはいるんですよね、血塗れのワンピースを着て走り回っている狂人が。

ただ我々が遊んでいるのはあくまでどうぶつの森。島の2割はおかしくなっていますが8割はごく普通の無人島です。綺麗な博物館もある。興味本位で見ようとしなければ何も起きない。
彼は不穏な場所が視界に入ったら「禁足地」と定めて一切近寄らず、視界に入れないようにして、ただ海辺で釣りを楽しんでいるようです。

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