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ファーストペンギンになる

昨日は明治安田の川越支社が主催する異業種交流会に参加してきました。
今年で20周年ということで第5代Jリーグチェアマンの村井満氏の特別講演会も同時開催しておりました。

異業種交流会へはあまり参加はしないのですが、鶴ヶ島の営業所長とは懇意にさせて頂いているのとサッカー関連の方がいたら是非声を掛けて頂きたいとのことでスポンサーをさせて頂いているASユナイテッドの中村代表に声を掛けたところ、参加したいとのことでアテンドさせて頂きました。

せっかくJCに入会してマインドマッピング手法を学んだので、村井チェアマンの講演でマインドマップを作ってみました。

村井満氏講演会マインドマップ

お恥ずかしい話で私は村井チェアマンを存じ上げていなかったのですが、低迷していたJリーグをV字回復させ、現在はバドミントン協会の会長として現在の状況を打破するために奮闘されています。

先の見えない時代の経営観として村井チェアマンはノウハウを手にすることで成功できる「再現性」よりも誰よりも最初に挑戦する「始動性」が求められていることを強く話されていました。

始動性を身に着ける心掛け①:緊張する方を選ぶ

始動性を身に着けるために村井チェアマンが心掛けていたことは「緊張する方を選ぶ」ということでした。
緊張するからこそ成長の種があり、緊張しないのは同じことを繰り返すだけと仰っており、まさにバドミントン協会の会長を引き受けたのも緊張することだからだそうです。

緊張することは逃げたくなるのが普通の人で私も可能な限り緊張したくないタイプでしたので、そんな思考が自分の成長を止めてしまっているんだなと痛感しました。「緊張」している時は乗り越えたら成長できるという前向きな思考を持つことの大切さを教えて頂きました。

始動性を身に着ける心掛け②:半径10mを大切に

緊張する方を選ぶにもたった1人では選ぼうという気になれないのも人間なので、半径10mを大切にするということも選択されていたそうです。

高い目標よりもまず目の前のことを大切にするということです。

常に信頼されて会社が大きくなっている経営者ほどこの半径10mを大切にされていると感じています。

私の場合は成し遂げたいビジョンばかりに目を向けていましたので、肝心の近い存在の方々を疎かにしてしまったことがありました。成し遂げたいビジョンを掲げ続けた方が良い人材が集まると思っていたんですね。

その結果、何が起こったかというと自分しか動いておらず、自分が支持されていないことに気付きました。自分が正しいとばかり思ってしまっていた典型例です。

初めはJCの入会理由が出向して人脈を拡大することだったので、目の前のLOMは後回しにすれば良いという考え方を持って入会しましたが、理事長に「LOMの役割を後回しにすると出向先でも同じように役割を後回しにするようになるよ」と目の前のことをまずは大切にしなさいと言われたことで今やれることを精一杯やる大切さを教えて頂きました。

始動性を身に着ける心掛け③:失敗等のミスを敢えて開示する強さを持つ

村井チェアマンの口癖にこんな言葉があります。

「魚と組織は天日にさらすと日持ちが良くなる」

すごく耳が痛かったのですが、自分にとって恥ずかしいこと・知られたくない失敗は誰かしら持っているかと思います。
隠すことで日に日に失敗が増えていき、秘密主義の組織になり、自社内に共有事項が浸透されずにまた失敗が増えていく組織になりやすいそうです。

失敗も経験値で財産に値する前向きな考えを持てるようになると、失敗を敢えて開示することで色んな人に多角的な目線で気付きを得られだけでなく、有言実行の強さも一緒に身に着けることができると学びました。

私も最近noteの更新を再開し始めました。
色んな人の目に触れる記事を更新していくことで敢えて公開する強さを持ち、自分の成長に繋げていきます。

令和6年度の報酬改定で情報公表未報告減算がスタートしましたね。
私への相談で多いのが「全ての情報を公開しないといけないのでしょうか?」というものです。

この減算がスタートした目的に事業者のサービスの質の向上が入ってましたね。減算になったことで情報公開を「義務」と捉えてしまうので、後ろ向きな取り組みとなってしまっているかもしれませんが、日持ちの良くなる福祉事業所が増えることで利用者さんが良いサービスを選択できるようにと願った改定事項だと捉えると、前向きに取り組んでいけるのではと期待しています。

全てを公開するのはまさに緊張する方を選ぶということになりますが、その結果、サービスの質が向上していけば全員で同じ方向を向いた経営にも繋がる可能性なんかも村井チェアマンから学びました。

こういった業界の著名人の講演は自分の所属する業界のヒントにも繋がるので、積極的に参加していきます!

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