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”我慢しない本音のつながりで健全な社会をつくる”株式会社エス・プロモーション代表、山本佳典さん

◆山本佳典さんのプロフィール
株式会社エス・プロモーション 代表取締役
No.1として売れる強みをプロデュース
ポジショニング・プロデューサー

1989年岡山県生まれ。
同志社大学経済学部首席卒業後、株式会社三井住友銀行に入行。
延べ2,000名以上総預り資産100億円超のVIP個人顧客の金融資産管理を担当。入社1年目から営業成績新人No.1の全国表彰を受ける。しかし、パワハラによるストレスから自律神経失調症、自殺未遂などの経験を通して、自身が最も活躍する場所(=ポジション)を選び間違えていると確信し、27歳で独立する。独立1年後で会社員時代の年収5倍を実現し、大手企業からの独立起業成功実績NO.1を獲得する。

現在、若手起業家のスタートアップ、育児1日6時間、週休3日・1日5時間勤務の家庭最優先のライフスタイルを送る「イクメン社長」として、日本テレビ『NEWアベレージピープル』や新聞、ラジオ、経済雑誌、月間45万PVを誇るWEBメディアのコラム執筆など注目が高まっている。

大手企業を辞めても家族を守ることができる”時間と対価”の両方が手に入る独立起業プロデュースやコンサルティングの仕事で活躍されている山本佳典さんにお話を伺いました。

記者:起業して今の独立起業プロデュースやコンサルティングの仕事をするようになったきっかけを教えてください。

山本:幼少期のことですが、とても貧乏だったんです。子供のときって友達同士で同じカードゲームを持ってたりするのって、友達の輪に入っていくツールとしてあるじゃないですか? それが”お金がない”という理由で全く買ってもらえなかったんです。ずっと我慢してきたし、惨めな思いもして、悔しくてずっと泣いていた幼少期を過ごしました。
高校生のとき、将来自分の子供には同じ思いを絶対させたくないから、いい会社に入って安定した給料をもらおうと決めました。大学に入ってからは、「お金といえば銀行だろう」と思ったことと、毎年発表されていた就職人気企業ランキングが、大手3大メガバンクがトップ5に入る時代だったことも重なって、「ここしかない」と思い大手銀行に入りました。

元々負けず嫌いというのもあり、入社1、2年目に新人の中で全国トップとなりました。普通に見ていたら順風満帆だったんですけど、三年目の時に人生の大暗黒時代に陥りました。社内転勤をきっかけに、上司との関係性にとても苦労しました。職場で誰にも頼れない、誰にも声をかけれない状況に陥り、人間不信から全身蕁麻疹、声が全く出ない状態になりました。営業の仕事だったんですが、声が出ないと仕事にならないので、事務仕事になりました。でもやったことない仕事をできるはずもなく、誰かに聞こうと思っても皆に無視されてしまい、自分の居場所がなくなりました。そんな状態でも、会社に行かなきゃ行けない。「僕の存在は何?」と自問自答し、自律神経失調症になりました。ひどい時には自殺願望を抱くことも多くなり、何度も電車に飛び込もうと思いました。

でも当時、新婚で1人目の娘ができたタイミングだったので、「ここで死ねない。家族を幸せにするために頑張ってきたんだ。自分はここで死んだらダメだ。どうやったら人生挽回できるんだろう。」と考えるようになりました。転職したとしても、上司によって人生が台無しになってしまうんじゃないかと思うと、”転職”という選択肢はなくなりました。

でも、運命というか奇遇なんですけど、同じ銀行員であり、同い年でもある人にたまたま知り合いました。その人はファイナンシャルプランナーとコンサルティングの仕事で独立していて、それを知ったとき、「マジか!こういう働き方ってありなんだ!」と、とても衝撃を受けました。
それまで独立はまだずっと先だと思っていたのですが、同じ年齢の幸せそうな人を間近で見て、「絶対こうなりたい!」と思いました。自分でできることは何かと考えたら”営業”だと気づきました。元々、全く営業も経験なく根暗で人見知りだった僕が、営業でトップになれた方法を営業に慣れてない人や困っている方、保険の営業マンや自営業をしている方に教えることができると思いました。2016年3月くらいから副業としてスタートしたんです。

それから3ヶ月は、銀行業務を20:30で終え、それから人に会って終電で帰る生活を続け、コンサルティングの売上げがたった3ヶ月で700万円上がり、銀行の仕事を辞めました。

独立して最初の1年ぐらいは、”営業コンサルティング”としてやっていました。売上は上がっているけど、何がしたいのか分からないまま、ジレンマを抱えながらやっていました。ちょうどその時、ある方に「山本くんは何がしたいの?」と本質的なことを訊かれました。「何をしたいの?」「何を伝えたいの?」と自問自答する中で出てきたのが、能力があっても、今の環境や人間関係で本来の能力を発揮できていない人を救ってあげることが僕の仕事だと気づきました。それが過去の自分を救うことでもあるし、同じような人は沢山いると思ったからです。

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今やっている仕事の根本的な考え方は”ポジショニング”という考え方です。いろんな競合商品がある中で、どうやって自社の優位性を持たせるか、ということを大学のゼミで学んでいたのが今の考え方のベースになっています。

また話は変わりますが、小学校のとき私が太った時期がありました。幼稚園や小学校の最初の頃はクラスのリーダーをしていましたが、太ってからは劣等感を感じてポジションから外れました。リーダーのポジションは明るくて、スポーツ万能で、面白くて、クラスの人気者というイメージでしたが、私は真逆で、デブで根暗で勉強ばかりしていて、本ばかり読んでいる。けれど、「リーダーになりたい」という思いを根っこに持ちながら、どうやったら別の位置付けとして存在できるかを考えていたら、いつの間にかクラスの裏番長的な存在になっていました(笑)。
先生からの支持や評価も高く、生徒会長じゃないのに卒業式の答辞を読んだこともあります。こういう人生の色々なエッセンスが今の仕事に集約されているような気がします。

記者:これからどんな夢やビジョンを持っていますか?

山本:今、メインでやっていることは変わらないと思います。昨年から今年にかけてテレビや雑誌、新聞などのメディアに取りあげて戴いたおかげで、今までなら絶対に関わらないような人達からも評価を頂くことができました。また、本や新聞、テレビしか見てないような人達にリーチできたことはすごく大きなことでした。メディアをきっかけに人生が変わる人もいると思うし、今後も継続してやっていきたいと思います。私と同じような考え方の人達を増やして一緒に活動していきたいというビジョンがあります。

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記者:どのような美しい時代をつくっていきたいですか?

山本: ”本音で話せる社会”をつくっていきたいですね。今の時代、会社内のコミュニケーションはほとんど建前で本音ゼロだと思いますし、お互いに相手の出方を伺って、”しょうもない話”ばかりで飲み会は愚痴ばかりだとおもうんです。それは空気が淀んでいる感じで美しくない。言いたいことを言えたらええやんって思います。現代はSNSが普及しより発言しやすい社会ですが、フェイスブックを見ていても言葉をオブラートに包んでいる人が多いと思います。自分の考えをしっかり言えるような社会、健全な人間関係がつくれる社会をつくっていきたいと思います。

僕の事業理念でもあるのですが、「我慢するな、自分で選べ」と言っています。”お金がない”、”親が言うから”、”言いたいけど言えない”みたいに我慢するんじゃなくて、経済的余裕があれば選択肢が増えるし、さらには心のオブラートを外せば好きなことを発信できるようになります。そしたら健全な世の中につながっていくと思います。我慢せずに、自分の人生を選ぶことができるということを伝えていきたいです。

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山本佳典さんの詳細はコチラ↓↓
◆「株式会社エス・プロモーション」ホームページ
https://s-promotion.jp/

◆フェイスブックページ
https://www.facebook.com/yamamoto.yoshinori0416
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【編集後記】
今回、インタビューを担当した泊です。人生のどん底からはいあがってきた人生を伺い、「我慢するな、自分で選べ」という経営理念が山本さんの人生を集約しているように感じました。本音のつながりの関係性が広がっていったらいいなと思います。これからのますますのご活躍を楽しみにしています。本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

この記事は、リライズ・ニュース”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。