ただの会社員の僕が自己投資に100万円使った。

3年前の12月。あの時が確実に今の自分の人生を大きく形作る時期だったと思う。

社会人2年目ながら、自分の将来はこれでいいのか悩んでいたし、会社から外に出た時、僕には何が残るんだろうと不安だった。

会社の専用ソフトで仕事をする。しかし、それは会社外では通用しないことだ。僕にはスキルがない。今の仕事以外のことを何も知らない。それゆえに自分に自信が持てなかった。

何かしなきゃいけないという気持ちに駆られながらも何もしない自分に嫌気が指していたが、僕は、そこからの半年の間に100人以上の人に教えを乞いながら生活をするようになる。

スキルシェアによる自己投資。気づいたら、自己投資に使った額はゆうに100万円を超えていた。あれから特別自信がついたかはわからないが、段階を踏んで、働き方は変わったし、見える世界は広がったと思う。

今年については、シェアリングエコノミー協会公認のアンバサダーとして活動させてもらったし、シェアサミットという3000人規模のオンラインイベント運営にも関わることができた。

間も無く、アンバサダーとしての1期目が終了しようとしている中であるが、改めて、自分のスキルシェア活動について、たまには振り返ってみようと思う。

偏りはあるけどいろんな人にあってきた。恋愛からビジネススキル、スピリチュアル系、カメラ、ホームページ作成など学んだことは多岐に渡る。

2017年の12月は気が触れていたかもしれない。週3ペースで、仕事が終わっては、都内に出て、話をきき、終電ギリギリで帰ってきて、また仕事に出かける。そんな生活だった。

刺激に飢えていたし、新しいことを知るのは、何より楽しいことだった。自分とは全く違う業務をしている人の話は新鮮だった。自分が本当に会社の外のことを全く知らないということを改めて自覚した。

スキルシェアを始めた当初は、話し方や滑舌をアナウンサーの方に見てもらったし、初めてボルダリングにも挑戦した。舞台指導している人に背筋の強制や凝り固まっている筋肉のほぐし方も教えてもらった。学生記者によるインタビューというものも初めて経験した。

グラフィックレコーディングという言葉を知ったのも、3年前の12月。自分の人生年表を描いてもらったことがきっかけ。自分がグラフィックレコーダーを名乗ることになるとは、この時は思いもしなかった。

これから学ぶことに期待を弾ませ、過ごしていた気がする。誰かにその状況を皮肉的に言われたことがあった。

「進撃の巨人」みたいに、壁の外側が少し見れて興奮してるんだね。

僕はまだ壁の内側ではしゃいでいるだけだった。年を明けてから、明確な目標を持って行動することになるが、それはまた次の話。

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