#30 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
■「時間管理(緊急度と重要性)のマトリクス」とHSP(HSS型HSP)のわたし
「時間管理(緊急度と重要性)のマトリクス」はスティーブン・R・コビー著の「7つの習慣」で紹介されています。
わたしの場合、数年前にこの書籍を購入し、ひと通り読みましたが、当時は恥ずかしながらピンとこなくて入り込めなかったというのが実際のところでした。
こういうものなんだぁ~
ただそれだけ
なぜ入り込めなかったのか?
ふとしたきっかけでこの約1年間の間で100冊以上の本を読んでいます。
なぜ、また急に本を読み始めたのか?本を読み返すことを始めたのか?
疲れすぎてしまうのが何なのか?どうしてなのか?どうしたら疲れにくくなるのか?
だったからかもしれません。
その疲れやすい自分自身のメカニズムを知りたい・・・
考えるだけでは何も浮かんでもないし、とにかくヒントが欲しい・・・
周りにこんな自分と同じようなひといないし・・・
藁にもすがる思いで・・・
自分のメカニズムがわかれば、何か糸口が見えるかもしれない・・・
どうせ50歳オーバーのおじさんで「HSPの気性」って言ったってなかなか理解されるものではない。理解して!ということでもない。
たとえ同世代で同じような人がいてもこれが「HSPの気性」なのですよ!と言ってもその人自身わかっていないことも多いかも?
意気込みすぎると
疲れてしまう・・・
時には体調を崩して寝込んでしまうことも・・・
これって、非HSPの人たちからみると“単なる甘え”とか“意志が弱い”みたいにしか思われていないのだろうな?
と言われたり、思われても・・・
経験則を積み重ねて、無意識のうちにカバーできていたときもあるけど・・・
「ただなんとなく」の意識がかえって蝕んでいくのではないのか?
「ただなんとなく」ってすごくもったいないことなのではないかと・・・
「意識」と「集中」に目を向けていなかったから?向きすぎていたから?
なんでこんなに疲れるのだろう?
「HSPの気性」って、非HSPの人たちよりもいい意味でも悪い意味でもいろいろなモノが入り込んでしまい、その頭の中の交通整理ができなくて、無意識のうちに疲れさせてしまっているのではないか?
わたしの場合は「HSS型HSP」のようですので、“動”のときにはその兆候が表れず、“静”のときに一気にこれが来てしまうようです。
「時間管理(緊急度と重要性)のマトリクス」がわたしにとってこの「HSPの気性」のひとつに何かしらの効果が出てくるのではないかと思っていることは、
単なるタイムスケジュールを自己管理することではなく、いい意味でも悪い意味でもいろいろなモノが入り込んでしまうものに対して頭の中で“整理”することに目を向けられないか?という意識付けでだいぶその“重さ”が軽くなるのではないか?
ということです。
「時間管理(緊急度と重要性)のマトリクス」は4つの領域に分けられています。
・第Ⅰ領域(緊急であり重要である)
活動:危機への対応、差し迫った問題、期限のある仕事
・第Ⅱ領域(重要であるが緊急ではない)
活動:予防、PC(P:Production、PC:Production Capability、目標達成と目標達成能力)を高める活動、人間関係づくり、準備や計画、心身をリラックスさせること
・第Ⅲ領域(緊急であるが重要ではない)
活動:飛び込みの用事、多くの電話、多くのメールや報告書、多くの会議、無意味な接待や付き合い、期限のある催し物
・第Ⅳ領域(緊急でなく重要でない)
活動:取るに足らない仕事、雑用、多くのメール、多くの電話、暇つぶし、快楽だけを追求する遊び
この4つの領域のうち、第Ⅰ領域(緊急であり重要である)の活動が非HSPの人たちは意識しすぎる傾向があるのに対し、HSS型HSPのわたしにとってはさらにこれを(無意識部分も入り込んで)意識しすぎていたのかも?
引用すると、「第Ⅰ領域ばかりだと第Ⅰ領域だけがどんどん大きくなり、やがてあなたを支配してしまう。それは浜辺に打ち寄せる波のようなものだ。大きな問題が打ち寄せてきてあなたを押し倒しては、引いてゆく。何とか起き上がったと思ったら、すぐに次の波が押し寄せてきて、あなたはまたも倒れる。その繰り返しである。」
これに陥ると、第Ⅰ領域に時間の90%が費やされ、残りの10%は第Ⅳ領域に入ってしまう。第Ⅱ領域と第Ⅲ領域はほとんど見向きもされない生き方をしてしまう。
結果、ストレスがたまる、燃え尽きる、危機管理ができる、火消しに奔走する生き方になってしまう・・・
こういったイメージなのではないかな?
自分の中のメカニズムとその整理(バランス)を意識すると、少しは軽くなるかな?
治すクスリはないのだから・・・
参考書籍
完訳 7つの習慣(スティーブン・R・コビー著・キングベアー出版)
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