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犬のしつけ よくあるご質問にお答えします!④ トレーニングにおやつは必要?

山梨セラピードッグクラブです。
犬のしつけについて、よくあるご質問にお答えします。
中村幹先生の根底にある犬が大好き!犬を信頼している!という気持ちを感じていただけると思います。

トレーニングにおやつは必要なの?

トレーニング、しつけをする!と決めた時に絶対出てくる疑問だと思います。
結論から言うと、おやつは不要です!当クラブではおやつを用いた訓練は一切行っておりません。
犬との信頼関係を第一にしているので、おやつで気を引いて覚えさせる、ということは行いません。初めにおやつでできるようになったら、おやつ無しでできるようにトレーニングする、という方法もよく聞くかと思いますが、正しいしつけ方を知ると、初期でもおやつは必要ありません。

あなたの愛犬はあなたが思っているよりもっともっと資質が高く、頭が良いのです!
おやつを使うと早く覚えるかもしれませんが、それは本来の愛犬の良さを引き出せていなくて、もったいないと感じます。

当クラブではおやつを使ってトレーニングしていたけれど、おやつ無しで色々とできるようになった子がたくさんいます!

正しい褒め方を覚えよう!

では、どうやってしつけをするのかというと、正しい褒め方を覚えて、褒めて教える、ということです。褒めることが一番のご褒美になるのです。
褒めるだけ?と思うかもしれませんが、犬はあなたが思っているよりずっとずっと賢く、飼い主さんの様子を伺う能力があり、その飼い主さんに褒められることが嬉しく、きちんと色々なことを覚えていきます。やればやった分だけきっと良くなります。
人間の子どものようです。実際犬は2〜3歳児と同じくらいの知能レベルとも言われています。

褒めるときは、犬の前胸部を撫でます。
頭を撫でながら褒める飼い主さんが多いのですが、犬は頭よりも前胸部(前足の中間部)胸骨端部のポイントを撫でられるほうが喜びを感じます。その際、ヨーシヨーシなどの激励符を声に出しながら撫でてあげましょう。そのようにして愛撫したあとは、頭など他の部位を撫でてあげても効果が出ます。大袈裟なほど繰り返し、愛犬が酔いしびれるくらい褒めてあげましょう。心から褒めるのがポイントです。形式的に褒めているだけ、というのは犬にもバレます。

信頼関係を築くには、叱り方も大事です。
「褒める」とは逆に、短時間にかつ効果的に伝えることが重要です。そして叱るときは、犬が叱られれているのがわかるような声を出すことが必要になります。叱り方としては「いけない」などの声符(声による合図)とともに、犬の顔の前に手をかざします(人差し指を使うことが多いです)。そうすると犬が緊張したり、一瞬まばたきをし、叱られることを自覚します。そのような反応が出るように叱ることができれば、あとは工夫次第で十分継続も可能です。

ご飯の前の「待て」はかわいそう・・・ 
目的を考えたトレーニングをしましょう!

ご飯の前に「待て」をさせて、待てができたらご飯をあげている飼い主さんも多いかもしれません。当クラブではなるべくそれはやらないようにお伝えしています。
よく「犬の身になって考えてみてください」と私たちは問いかけます。犬の身になってみると、生活のなかで楽しいときってどんなときでしょうか?
人間なら娯楽はネット、スマホ、音楽、映画、読書、ランニング、運動、おやつ、ご飯、お酒、ショッピング、おしゃべり・・・などなどたくさん思い浮かぶかと思います。
犬は、飼い主さんと一緒にいるとき、遊んでもらっているとき、散歩のとき、ご飯のとき。きっとそれくらいかと思います。(でもなんて幸せで私たちにとって嬉しいことなのでしょうか!)
その楽しみなご飯の前に「待て」をさせて、しつけをしたと考えるのは、どうでしょうか?
確かに楽しみにしているものの前なので、きちんと待てをするでしょう。でも「待て」はご飯を待たせるために教えるものでしょうか・・・?
ちょっと手が離せなくて待っていてもらいたいときのため、やってはいけないことを止めるため、人や他の犬に飛びかからないようにするため、外出先で一緒にドッグカフェに入るため・・・こういったためではないでしょうか?
トレーニングは何のためにやるのか、そのためにはどうやって教えたら犬に良いのか、どうやったら犬と良い関係を築けるのか、こういったことを考えてトレーニングに励んでいただきたいです。

まとめ

犬のトレーニングにはおやつは不要です!
ぜひ正しい褒め方をしっかり習得して、色々なことを覚えていってください。
犬との信頼関係を大事に育んでいってください。


ご質問やご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください!

メール yamanashi.tdc@gmail.com

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