見出し画像

重量物 ケンカ吊り

重量物を据え付ける際に、クレーンで届かない狭い場所へ荷を運ぶ運搬方法として、ケンカ吊りと呼ばれる物があります。

チェーンブロックと呼ばれる、吊り上げ工具を用いて荷を空中で水平移動させる方法です。

図のように、緑の矢印の方向へ
手で動かないような重量物を移動させるのに一般的な方法なのですが、チェーンブロックを取り付ける箇所が強固ではないといけなかったり
チェーンの1番長い状態と、短い状態の伸び代縮み代を考えたりと
色々と頭を使ったり、臨機応変さが問われる方法だと思います。
安易に考えて吊り具の仕込みを行なってしまうと、荷重が移り変わる際にチェーンブロック同士がぶつかって、動かなくなってしまったり
どうにもならない状況になってしまうことが多かったりします。

なので、現状の手元にあるワイヤーや
シャックルと呼ばれる

このような吊り具を使ったり、

レバーブロックと呼ばれる、引っ張るための工具を使用したりして、
最短で最速で、最も簡単に物を収めるかが
その職人の腕に掛かってる、という様な人によって
やり方も作業方法も
その人の力量までもがわかってしまったりします。

こういった色々な技術を駆使し、今日も世の職人は汗だくで仕事をしています。笑

では、また次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?