不登校のままでは、未来はない。[父親の不登校戦略 vol.1]
「不登校の子を見守りましょう」なんて言葉、ハッキリ言って甘いんですよ。
そのままでどうするんだって話です。
先生やカウンセラーは、「とにかく、エネルギーをためましょう」「無理をさせてはいけません」と言います。
でも、社会では無理をするときもあるし、会社には這いつくばってでも行かないとダメじゃないですか。
学校にも行かず、ずっとダラダラゲームしている姿を見ると「こんなんで将来やっていけるかーーーー」とイライラしますよね。
我が子として、立派に育って欲しいし、自分で生活をしていって欲しい。
そのためには、出来ることはなんでもしたいし、父親として力になりたいともあなたは思うはずです。
ただ、普段あまり接しないため、距離感も掴みにくく、どうしたらいいか分からない。
結果、叱ることしか出来ないのが現状ではないでしょうか?
くすぶっている我が子を見るのは、なんとももどかしい気持ちになるでしょう。
「なんとかしたい」と思ってるのに、専門家たちは、こぞって「大丈夫ですよ〜」なんて甘い言葉をかけてくる。
なにが心配しなくても大丈夫なんだよっと。
このままでどうするんだーーーー!!!!!!
なんて、とてもイライラしますよね。
39℃の熱を出して病院に行ったら、「熱なんて気にしなくていいですよ」と言われるようなものですよ。
気になるし、しんどいんだよっ、と。
正直、「不登校の子をあたたかく見守りましょう」なんていう言葉に、僕はうんざりしています。
ただ見守るだけでうまくいくはずがないのです。
うまくいくこともありますよ。
子どもが元気になって、自分で「学校へ行く」ということもあります。
でも、だいたいは時間がかかるのです。
子どもだけで立ち上がるのは、とても強い気持ちが必要です。断固とした決意を醸成するのは、さながらワインを作るようなもの。時間がかかるし、おいしいワインになるかどうかも分からない。樽につめて「美味しくなぁ〜れ」と願うしかない。
そんなリスクが高いことを子育てで出来るわけがないのです。
人生100年と言われたところで、青春時代の貴重な1日1日であることには代わりありません。
僕自身、不登校と引きこもりを経験しました。4年以上、復活するのに時間がかかりました。
この時間は、自分にとって大切な時間だとは思っています。けれど、4年もいらなかった。もっと短く出来たハズだと思っています。
でも、できなかった。
なぜか?
自分一人だけで立ち上がるしかなかったからです。
引きこもりを経験した髭男爵の山田ルイ53世さんは、
引きこもってた6年間は完全に無駄やと思うてます。 [ログミー]
と言います。
僕も同じ気持ちです。
ただダラダラと現実逃避を繰り返し、何も生まない毎日を過ごすのは、ハッキリ言って時間の無駄です。
不登校の生活って基本的に生産性が低いのです。生み出すものが少ない。
毎日をただただ浪費しているに過ぎません。
だからこそ、「しばらく好きにしてあげましょう」「優しく見守りましょう」という言葉に対して、僕は「いや、そうじゃないだろう」と思うのです。
必要なのは、ソリューションです。解決策です。
学校へ行けていないという問題に対して、どうすればいいのかを知りたいのです。
残念ながら、解決策を教えてくれる人は、ほとんどいません。
仕方ないんですよね。不登校の子と関わっていないから。
先生もカウンセラーも不登校の子と直接関わることって少ない。
ほとんど見ていないんですよ。
子どもが会ってくれないとか保護者から聞くとかだけです。
子育てのセオリーとしては、間違ったことは言っていないのですが、やっぱりアドバイスとして弱い。
弱いのは、分からないからです。
レストラン経営が分からない人がアドバイスを求められると、「美味しい料理を出せば大丈夫です」と言うようなもの。
分からないから、曖昧なことしか言えないのです。
そもそも先生もカウンセラーも、不登校の専門家ではないので、彼らは知らなくて当たり前です。
コンサルタントと一概にいっても、専門分野があるように、全部をカバーできるわけではありません。
残念ながら、不登校のことについて「バシッ」と明解なことを言ってくれる人がほとんどいないっていうのが、不登校業界の実情です。
と、まぁそんなことを嘆いても仕方がないので、先に進みましょう。
この記事では、「不登校の子をどうすればいいか」について具体的に書いていきます。
「見守りましょう」なんて甘いことは、言いません。笑
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