「死は存在しない」田坂広志著の本を読みました。

 田坂広志氏の著作に触れた読後感は非常に興味深く、私の死生観に大きな影響を与えました。彼の主張では、死後も私たちの意識が「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場所で生き続けるとされています。これにより、私たちは死を恐れる必要がないと感じました。
 現代科学の唯物論的な立場では、意識の存在や死後の世界については解明されていない部分が多くあります。しかし、田坂氏は量子物理学やゼロ・ポイント・フィールドの仮説を用いて、意識と深層世界の関係性を説明しています。
 この考え方によれば、死後においても私たちの意識は永遠に残り、他の情報と相互作用を続けるとされています。私たちの現実世界での肉体は消えてしまうかもしれませんが、深層世界での「自己」は存続するのです。
 もし意識が永遠に続くのであれば、死はただ一つの新たな旅立ちであり、終わりではないのかもしれないと感じました。
 ただし、この考え方は科学的な見解とは異なるため、異論も存在します。それでも私は、この著作を通じて新たな視点を得ることができ、死に対する前向きな姿勢を持つようになりました。
 田坂氏の著作は、意識や死後の世界についての考察を深める上で興味深い一冊であり、これからもさらなる研究や議論が進むことを期待しています。私自身も、このテーマについて探求を続けていきたい。

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