v.518 2023年 12月21日

引き続き、告知です。

Cameraholics Vol.10が発売されました。
新製品時評とZ fの紹介&インタビュー記事を担当しています。

Z fと言えばね

↑こちらで刺激的なインプレを行った都合上、批判的な立場であると思われている場合がありますが、実際問題としてZ fを心から歓迎しています。
ヨイショ抜きにして、良いカメラです。

私はカタログで謳っている事が簡単に再現出来ない製品や、メーカーの言ってる事がコロコロ変わる製品については厳しく評価するスタイルを貫いているので、これまでZの性能については批判的でした。
このエンジンが持つ撮影性能が、今後のZの基本性能になるなら大歓迎。

Z fは売り方と、コンセプトの伝え方にピンと来なかったのですが、インタビューで色々聞いてみると、その辺の疑問が解消されてサッパリしました。
Z fcに感じてたモヤモヤも同時に解消されて、やっぱり話は聞いてみるもんだな、と思いました。
あと、本文には載せていませんが現場ではあんなポロリやこんなポロリもありました。使いたかったなー、マジで。


ちなみに前後ダイヤルの操作感とか、イマイチに思っているところは変わっていません。電源スイッチも相変わらず操作繰り返すと痛いので、先日告知しました↓のときにも

(・д・)チッ
って思いながら撮影してました。
エクステンショングリップ的なモノを付ければ緩和されるとは思います。

話を戻して、今号には「プロの仕上げ論。」なる特集が組まれていますが、面白いっす。コロタイプの話も興味深いし、とても良いムックになっています。

では次。

↑RF10-20mmのインプレが公開されますた。
撮ったのも書いたのも10月末ってことがあって、少し情報が古いです。
先日LrCのデータに追加されたし、運用面ではきっと楽になっているでしょう。
Webカメラマンでは分かりにくいと思うので少し大きなイメージを。

EOS R5 + RF10-20mmF4 L IS STM
掲載カット(10mm時)
本文中にも記述した通り、AFがちょっとシビアかなぁ・・・
逆光には強いと思います。
EOS R5 + RF10-20mmF4 L IS STM
f/5.6
こっちは20mmで掲載してません
周辺に光源置いた方がゴーストは出ない感じ
撮ってて「おー、スゴイスゴイ!」って思いました
EOS R5 + RF10-20mmF4 L IS STM
ふたたび10mm
真ん中近辺に光源置いた方が出る
立体感がエグいね。
超ワイドってパース以外はぺたっと写るレンズもあるんだけど、激しめの立体感が独特
EOS R5 + RF10-20mmF4 L IS STM
キヤノン、撮り易!って思った
キヤノン使うとフジの特殊さが分かるというか、色々アテに出来ない感あり

都市景とかも撮りましたが、広すぎて作例には使い難かったので使いませんでした。
「そこにその看板写り込んどんかーい!」とか、
「そんなところに歩行者の顔が!!」とか。
都市部で超々ワイドで作例撮るの難しいです。

繰り返しになりますが、AFはちょっと苦労したかな。
サーボAF(AF-C)との相性が悪いのか、試用中にイマイチ歩留まりを高く出来る使い方を掴み切れませんでした。スナップ運用するには少しズイムーです。

あとねー、メーカーの公式X(旧ツイッター)に出てくるPRでさ、時々商用撮影しちゃ駄目なところを写した作例が、ワイド系のレンズの場合にはチロチロ出てきます。ルール守ってよって、毎度の様に思います。せめて場所が分からない様に撮ろう。
広報さんもね、ちゃんと確認して欲しい。


次。

私が担当する今年最後の記事(たぶん)。
直前にコシナスポンサーの記事を担当していたこともあり、コチラについてもPR記事の様相を呈していますが、あくまでも偶然です。

このレンズはマジで気に入っています。
職業柄、素晴らしい性能のレンズを浴びていますが、それでもなおこのレンズの写りとか使い心地には感動します。
なんてったって撮ってて楽しいし使っていて心地良い。
撮った写真見て「おー」って思います。
本当に肌に合う「丁度良い」レンズだね。
こういうバランスで作るってすごく難しいと思っています。
というのも、
 ・もっと性能を上げる
 ・価格で頑張る
 ・サイズで頑張る
 ・明るくする
みたいな、様々な選択肢が開発中にはあるハズですが、
それでもなお、この性能バランスを選択したってのは、相当な覚悟というか、明確なビジョンを持って開発していないと出来ないことだから。
匙加減が絶妙なの。
ってことで、自分の写真歴で一番好きなレンズです。
ただ、そう書いちゃうと嘘っぽくなるので、過去10年で一番のお気に入りって記述しました。もっと良いレンズは他にもあれど、
気に入るかどうかは、性能じゃない。

極端な表現ですが、Xシリーズ全部売っ払うとしても、このセットだけは絶対に残します。

X-Pro2 + Voigtlander ULTRON 27mmF2 X-mount
X-Pro2 + Voigtlander ULTRON 27mmF2 X-mount
X-Pro2 + Voigtlander ULTRON 27mmF2 X-mount
記事に載っけた写真
X-Pro2 + Voigtlander ULTRON 27mmF2 X-mount

ではでは。

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