元気な人は血流状態が良い
私のような鍼灸マッサージ師は筋・筋膜骨格系を通じて全身の血流状態を改善することをしている。
そこでよく聞く言葉でもある『血流』とは何か?
健康で元気な人は『血色が良い』とか『血気盛ん』と言われるように、血液の流れが良い。
それでは『血液の流れが良い』とは、一体どんな状態なのだろうか?
●まず血液🩸について知ろう
血液は主に赤血球、白血球、リンパ球、血小板などで構成される。教科書な内容は割愛するが
赤血球は人間最多の細胞であり、また上記以外にも血液には夾雑物(ゴミのようなもの)も含まれている。
●血流が良い状態とはどんな状態?
血液は、心臓や筋肉の活動、動脈の拍動などで全身に張り巡らされた毛細血管網まで流れており、赤血球が身体中を循環するのに30秒程度…かなりの速さで流れている。
細い毛細血管も、赤血球は形を折り畳んたり、重なったりしながら、柔軟に形状に変化して血管内皮細胞で酸素の受け渡しをしている。
これが血液の流れだ。
●ストレスや疲労が溜まると血流はどうなるか
平常時はサラサラ流れている血液。
しかし、ストレスがかかり続けると…ストレスホルモンが増え、その影響で血小板同士が結合し血液が固まりやすくなるのだ。
更に肝臓に溜め込まれた糖分が放出され、
血液は粘性を増す…いわゆる『ドロドロ血液』なってしまう。
これが血栓や動脈硬化の原因になったり、
様々な病気や不調を作り出す。
●血流を上げて元気に過ごすために
ここからは鍼灸マッサージ指圧師である私が考える『血流状態を良くする方法』だ。私自身もできるだけ意識して実践している。
①運動をする
運動は間違いなく、血流状態を良くする。
筋肉トレーニングやウォーキングなどの有酸素運動も良いが、ほんの少し強めの強度でやるのが若い方は良い。
②入浴やサウナ
血圧や心臓に不安のある方は注意が必要だが、
ぬるめのお湯での半身浴やサウナ・水風呂・外気浴は自律神経を鍛えて、循環状態も良くする
③ストレッチ
これも賛否両論あるが、
私は個人的にストレッチは有効だと感じる。
筋肉を刺激する行為だし、
行ったあとに身体が温まる感覚も感じる
④ヨガや呼吸法
副交感神経を賦活させ、血管拡張させる。
筋肉緊張が緩み、主要な動脈も流れやすい状態になる
⑤ストレス源に対して正面突破
ストレス源に対して、真っ向から向かっていき、打破することで、心身がスッキリし、ストレスから解放されることで、呼吸がゆったりし、循環状態も改善される
⑥好きなことを思い切りやる
好きなことをしている時は、心身が活き活きとしているはず。
⑦自然に身をおく
大自然の中に身を置くことで、
新鮮空気を吸い、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞くことで心身がリフレッシュされる。
●最強の健康法は『笑顔でよく笑う』こと
笑う事はリンパ球の働きを活性化したり血流を促進したりすることが、医学的にも分かってきている。ただ笑顔つくるだけでも効果的だ。
吉本興業のお笑いを見たり…
気心しれた友人と会って話して心から笑ったり…
やはり、家族、職場の仲間、友人、コミュニティなど…日頃の人間関係の中で『心から信頼できる人』と会うだけで元気がもらえて、それだけで気分が切り替わり、血管内の血流は良くなるのではないか…人間とはそういった目に見えない要素も大きくあると思う。
当院でも元気な方は良い人相をしており、
ご高齢の方も元気な方は、素敵な笑い皺を持っておられる。
笑顔を絶やさない日常を過ごそう。
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