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「人生やりなおしたい」を無駄にしたくない。浪人時代に得た知見「書く習慣」DAY20

人生やり直したいって思ったことありますか?

考えても仕方ないこと…とわかりつつもついつい考えてしまいせんか?
私は考えます。自慢じゃないが後悔は多いと思う。人前では言わないけど。

マンガみたいな、「あの時、あの瞬間、こうしていたら!」っていう明確な後悔があるわけではない。
ただ、ちょっと、あの時はこれができたな、これもやれたな、そんな積み重ねだ。ほかの人からしたら、そんなこと、って思うかもしれない。そんな大したことないこと。そんなことがふとした時にぽろぽろぽろぽろ出てくることがある。

あまり考えないようにして入るけれど、人生の中で始終考えてしまった時期がある。今の自分ではない自分。今よりももっと良い自分。

後悔、していた。でも、自分と一番向きあってもいた。
それは、私が浪人していたときだった。

「ちゃんと」という感覚


浪人した経緯を軽く説明する。

小・中学校の頃、私は苦労せずとも成績はよかった子だった。部活も県大会にでたり、自分でいうのもなんだが、「ちゃんと」した子だったと思う。でも、高校は結構な進学校で、今まで通りではやっていけなくなった。入部した吹奏楽部もゆるくやって、そこからだろうなあ。なんだかいろんなことへのやる気がなくなっていった。

将来のことなんか真剣に考えていなかったし、周りに多かった進路に流されて志望校も決めていた。学年の3分の1は浪人するという環境でなんの焦りもなかったのが、また問題だった思う。
高校に入ってから、「ちゃんと」という感覚が少しずつなくなっていた。

部活もすごいできて成績も良いという人、そういう人周りにいませんでしたか?私の学校にもいて、完全にひとごとで「すごいなあ」、って特に何も思わなかったけれど、今ならわかる。

順調なときってすべてが順調なんだ。

一つだけ順調、ってことはあまりない。結果が出ているって意味ではなくて、そういうう時はなんかこう、真剣さというか充実感がある。
できない時は、何をしてもうまくいかないしやる気もでない。


浪人時代



高校生活はそれなりに楽しかったし、成績も悪くはなかった。部活もやっていたし友達もできた。ただ、「それなり」だった。良くはなかった。その延長線上で過ごした浪人生活は、ますます「ちゃんと」という感覚から離れていった。

何か劇的なことがあったわけではない。私を苦しめる明確な人、とか要因があったわけではない。
ただ、毎日蓄積されていった。劣等感、というのだろうか、「仕方ないな…」という思い、諦めみたいなもの、あと無力感かな。
そういう負の感情が蓄積されていったと思う。

朝起きて机に向かうという当たり前のことができなくなる。
できていない自分が嫌になる。
周りを見てできている人を見ることが苦しくなる。
やるべき時にやるべきことができない感覚。
世では「負け犬根性」とでもいうんだろうか。
あああ、もう!ちょっと思い出すだけであの時の自分を張り倒したい!(笑)
今思うと、本当にもったいない!

中途半端にやるのが一番勿体ない



あの時は何を考えていたかなあ。
良くないことを考えるのはたいてい夜だ。
寝る前、布団に入るたびに考えていた。

高校生の時、1年生の頃から受験を意識していたら、この勉強をやっていたら、毎日30分でも英語を聞いていたら…。
部活ももっと真剣にできていたら、もっといろんな演奏とか理論がわかっていたら、あんなに時間があったのに、あんなに気づくチャンスはあったのに…。

勉強のことから始まって、部活とか人間関係とか、どこまでも広がっていく。

本当に、こういうのって考え出したら止まらないものだ。
意味ないってわかっているのに、なんで考えちゃうんだろう。
ただ、毎日自分の負の感情に浸されたからわかったこと。


やるべき時にやるべきことをやる



やるべき時にやるべきことができないことが一番の後悔になるということ。
後から「もっとできることがあったんじゃ…」って思うことが何よりも辛い。
「やれること全部やった」「あの時の自分超充実してた!」あとから振り返って心からそう思えるように生きたい。

そう思うようになってから変わったと思う。
まず自分の「好き」なことをやるようになった。だって、中途半端にはできないから。真剣にやるしかないから、真剣にできるかをまず考えるようになった。
それから、行動力の鬼になった。だって、まだやれることがあるんだから。やり残したことは絶対後悔になる。

たとえ結果が思わしくなくても、やるべき時にやるべきことをやる。
それが私の人生の質を決めるのだ。
そう気づいた。

浪人してから現役のときと大きく進路は変わった。
なんてったって理系から文系に変わった。
しかし進学した先で、研究職を視野にいれるほど魅力的なものに出会えた。これについては他の記事で紹介しているので今は省略することとする。
ただ、浪人期間を経て、迷わなくなった。
迷ったらやる。
真剣にやる。
後悔しないように。

浪人してよかった、なんて口が裂けても言えない。
しない方が良いに決まっている。親にも迷惑をかけたと思う。
ただ、浪人前の自分が気づけなかったのだから仕方ない。
あの時間がなければ今の自分はいない。
浪人時代も自分の人生だと受け入れる他ないし、今の私にできることはあの時間を無駄にしないこと。
つまり、失敗から学ぶこと。

おわりに


モットーは?とか聞かれると正直いつも困っていました。
聞かれるたびに違うこと言っていたと思います(笑)

でも今回この記事を書いたおかげで考えが整理されました。
私のモットーは「できることを全部やること」「中途半端にしないこと」
うん。一番私の考えにあっている気がする。

言語化することって大切だなあ。
かっこつけの私だから、私を知っている友達にはできない話でした。
書いてみてよかった、ちょっと辛かったけれど。

失敗は失敗でしかないと思っている。
ただ、失敗だけでは本当にもったいないとも思います。
みなさんの失敗や後悔も、どうかみなさんにとってかけがえのない物でありますように。

おやすみなさい。

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