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43歳、未経験で簿記2級合格

簿記2級を目指した理由

昨年来、色々と自分の専門分野以外の勉強をしています。
7月頃から色々とやり始めてから9か月ほどで取得した資格はビジネス数学検定1級、ビジネス実務法務検定2級、TOEIC850点、そして簿記2級です。
その中で簿記2級について、今回はお話したいと思います。
簿記といっても種類は色々とあるようですが、ここでお話しするのは日商簿記2級です。
あまり詳しくはないですが、簿記には他にも全商簿記とかもあるらしく、その中でもメジャーなのが日商簿記2級のようです。
で、なぜ簿記を取得したかと言えば企業の経済活動とか財務とかに興味を持っていて、その中で勉強する一貫として簿記も勉強してみようかな、という程度の感覚でした。

簿記の勉強法

勉強するのに利用したのは当初はスタディングという通信講座でした。
最近、川口春奈さんがコマーシャルをやっているので知っているという人もいるかもしれませんが、テキストや面接授業などは一切なく、コストを省くことで資格試験講座の中でも最安値クラスの通信講座で、簿記2級は2万円ちょいくらいの金額です。
他の講座だと通信でも5万円前後のところが多いので格安です。
講座の中身は30分程度のビデオ講座を受けて、その後に10問前後の問題を解くというのを繰り返すというもの。
やってみた感想としては表層的な理解はできますので、突き詰めていけば何とか合格というレベルであれば、この講座だけでも不可能ではないかなと思いますが、ちょっと心もとないかなと。
ビデオ講座自体は、それほど分かりにくいということはないのですが、短い時間に詰め込もうとしているので細かいところまでは解説してくれていないので、ちょっと消化不良な感じがしました。
また、問題自体も本番レベルの問題と比べて易しい問題が多いです。
もちろん、理解度を高めるためには、最初は難易度が低い問題から取り組んでいくことは必要だと思いますが、難易度が低い問題だけなので、ある程度の点数は取れると思いますが、高得点となると難しいと思います。
ちなみに、仕上げとして模試が最後の方についていて、そちらはいきなり本番レベルの問題になるため、それまでの講義と比べるといきなり難易度が上がるので理解するのは難しいなと感じました。

ちなみに簿記2級の場合は、100点満点で70点で合格なのですが、スタディングでの学習を一通りの学習を終えた段階では、本番形式の模試は60点前後というところでした。
もちろん、個人差はあると思いますが、連結会計という簿記2級では一番難しいレベルの問題はさっぱり分からず、そのほかも取りこぼしがありという状態でした。
そんな時に、たまたまネットを見ていたら簿記2級のYouTubeで解説をしている人がいるのを知って、それを見始めました。
下のチャンネルで、自分が見始めたころは全て無料でしたが、途中から一部有料化されたため受験前の一か月だけ登録して、有料部分を見ました。

既に、基礎はある程度できていますから、視聴方法は1.5倍または2倍速再生をしました。
ただ一部、難しくて理解が不十分だった税効果会計と連結会計などはもう一周くらい見ました。
その時点でコンスタントに70点以上は出るようになりました。
しかし、やはり取りこぼしがあるということは理解が足りていないなという項目があるということですので、その部分を市販の問題集などを使ってつぶしていくことで80点台が出るようになり、問題によっては90点近くの数字が出るようになりました。
まとめると
スタディングの勉強 → 60点台(約4か月、内簿記3級に1か月)
YouTubeの動画視聴 →70点台(約2か月)
苦手分野の復習   →80点台(約1か月)
というところです。
最終的に本番では87点ということである程度、余裕をもって合格することができました。

資格を取得してみて

簿記に直接、関係するような業務をしているわけではありませんから、正直なところ仕事にはあまり影響がありません。
また、日常会話でも友人と「棚卸減耗損がさぁ」とか「税効果会計って」なんという話はしないので、役にはたちません。
ただ、会計に関する本を読んだり、個人として投資をしているので財務諸表を読むのには役立ちます。
ただ、自分にとっては会計というのは未知の分野でしたので、そこに取り組んでみて色んな考え方があるというのを知れたのは良かったですし、やってみないと分からないこともあったので無駄だとは思いませんでした。
それから、今後も仕事をしていく上で会計の知識が必要になった時に、役に立つときがきっとくると思っていきたいと思います。

最後に、かかった時間と費用です。
時間は、正確には分かりませんが通信講座は100時間ほどと記録が残っていました。ユーチューブは100本の動画を平均30分として50時間前後(倍速再生が多いのでもう少し短いと思いますが、繰り返し見た動画もあるので)これに市販のテキストを使って問題を解いた時間が20時間くらいはあると思うので、おそらくは170時間くらいだと思います。
費用は通信講座の費用にテキスト代、ユーチューブチャンネルの視聴料、受験料等々で4万円弱くらいでした。
ネットを見ると初学者は350時間から500時間と書いてありますが、これは通信講座などを活用するなりである程度は短縮できると思います。
後は、私自身はある程度は暗算が得意で4桁の数字を数回足したり引いたりする程度ならば電卓不要ですので、そういう部分も大きかったかもしれません。
次の資格は1つか、2つくらい情報系を取った後に、もう少し難関の資格を取りたいと考えています。

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