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なんもないに、星街らしさが溢れてる。

 お久しぶりです。また星街がやってくれましたね。全ての星詠みに一度は見てほしいMVが出てしまいました。ビビデバからの短期間で、こんなんが出るとは。すごいな。

 タイトルに心をつかまれ、曲調と歌詞に星街らしさを感じて、MVでメッセージ性が補完されて。正直、この作品についての解説に言葉はいらんですね。でも、なんかnoteに書きたくなりました。

 前回のビビデバでは、弱点をアップデートしたという意味で感心しました。なんか「うわ、星街らしいな。」という感じ。今回は、改めて原点を見せつけられて「うわあ、星街だ!」みたいな感じですね。

 星街らしい曲調のなかで、歌詞から輝く存在になることを独り諦め切れない姿勢が感じられるんですよね。MV内の星街のこれまでが散りばめられる演出も、そんな姿勢の中での過程を表現することで、歌詞の雰囲気を補完しています。Youtubeに好きなコメントがあったので紹介します。

星街すいせいの過去の曲のMVが登場するところで代表曲の「Stellar Stellar」、自身最大のヒット曲の「ビビデバ」に加えて、「天球彗星は夜を跨いで」を選んだ人天才だと思います。天球は夢を追いかけて諦めそうになっていた時の曲で活動者という立場から離れるような歌詞が散りばめらてるんだよね。

https://www.youtube.com/watch?v=HpZUkwUvv30のコメント(@yuma2869さんより)

 こういう、ある世界観を表現するために曲調と言葉と映像が協調している様に一貫性というか、完成度の高さを感じます。何より、この曲は星街の魅力の原点を正面から表現しているところが好きです。より輝く存在になることを諦めない姿勢、「なんもない」と思い続けることといいますか。スターの原石として自身を磨き続ける動機は、ここにあるのでないかと感じます。

 こういったことを踏まえて振り返ると、ビビデバに感じた改善点を埋めていく姿勢も、Midnight Grand Orchestraに感じた新しい表現に挑戦する姿勢も、「なんもない」という姿勢が原点にあるように思えてきます。

 なんもないと思う一人の人間が自身を磨き続けていく過程、そのような、より満足できる自分になるため取り組み続ける姿勢に、アイドルとしての星街すいせいの魅力を感じます。そのような彼女の魅力の原点が存分に表現された傑作です。ぜひぜひ、聞いてみてください。