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ベトナムの若いパワー!

外国人雇用サービス、フローラ・アミの前田です。

・ベトナム出張

ただいま、ベトナムのハノイ、ホーチミンに来ています。
学生、社会人、経営者、学校関係者、お店の人(笑)など、様々な人達にあっています。

ある大学のIT学科長と話したところ、最近はシンガポール、マレーシア、ヨーロッパの就職を
希望する学生も増えていると。
国際的な人材獲得競争がベトナムにもきているな、と思いました。

しかし、まだまだ、ベトナムは圧倒的に日本が人気です。ほとんどの若い人に聞くと、
日本が好き、日本に行きたいと言ってくれます。

・文化的 人種的な親和


こちらでは、地元の人が良く行く場所で飲食をしています。私はアジアの大抵の国々に行きましたが、
これほど、味がちょうど良い国はないです。
どの国でも、日本よりもっと辛かったり、甘かったりと、味の差を感じますが、ベトナムは、この差を感じません。
美味い不味いは別にして、辛い、甘い、という感覚がとても似ている気がします。

人もそうですね。同じような立場の人が複数いて、同時に質問すると、隣の顔色をうかがったり、
はっきりと答えなかったり、と、なんとなく日本人的な反応をしてくることが多いです。


・ベトナム人(留意点)


今回はベトナム人が日本で活躍するために様々な会議にも出ましたが、
いろいろと考える機会がありました。

ベトナム人は、将来を見渡して考えたり、構想を練ったりというよりは、
目の前のことを重視する傾向があります。

何かと比較して良い点、お得な点、などが、現実的な形でわかりやすく伝える必要があります。
日本では、石の上にも三年、とか、まずは修行中だから、条件を低くして、という考えが重視されますが、
ベトナム人には、今、どうなのか?ということも意識して伝えないと、本音では振り向かないようです。


・ベトナム人(魅力)

ベトナムは、アメリカに戦争で勝った、日本は、アメリカに負けた、というのは、
特に知識層のベトナム人は意識しています。

工夫したり、鋭敏な感覚で対応したり、改善していく力はすごいものがあります。
ハノイで、学生の運転するバイクに乗せてもらいましたが、逆走、歩道走行、信号無視は当たり前、
クラクションは鳴りっぱなし、車間距離はギリギリ、という無秩序の中で、
老若男女全員が器用に乗りこなしている世界は奇跡とも言えるぐらいでした。

良い例ではありませんが、全体的に手先が器用で、神経が鋭い人達だな、という感じがします。

・ベトナム人と日本人での仕事


文化的、人種的な相性がよく、お互いの国同士の関係性や立場も理想的な状態です。

やはり問題は、日本語です。

ベトナムの日本語熱は高まる一方ですが、それでも大半の人は日本語に苦労しています。
一人でも多くの人が日本語を習得してもらいたいと思い、現地の様々な日本語のプロジェクトも見ました。

​ただ、日本語が話せなくても機能する仕組みもあれば、もっと可能性が高まるとも思いました。
たとえば、IT業界では、コミュニケーターやブリッジSEのような日本語を話せる人が一人機能するだけで、
その他の日本語を話せない10人が機能するということもあります。

業務の仕組みや伝え方で、言葉の壁を下げるということもあります。

現地ネットワークが、高まっている当社としても、このようなベトナムと日本の橋渡しができれば嬉しいです。


2016年10月1日
株式会社フローラ・アミ
代表取締役 前田智之

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