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Current situation

写真は、オンライン面接会で、当社のミャンマーのセンターの学生ががんばって日本語を話しているシーンです。

新型コロナ感染者数が、全国で4万人を超えて、感染の拡大が連日報道されています。
しかし、一方、重症化率、死亡率は、今のところ、低い水準で推移しており、医療崩壊は起きていませんので、パニックになる必要はないと思います。が、政府の迷走は気になります。

元々、日本の政府は意思決定のプロセスや中枢が不透明なまま第2次世界大戦で、不利と分かっていながら米軍と開戦した様に、有事での意思決定やガバナンスの体制に根本的な課題が続いていると思います。

そんな意思決定の難しい国への、コロナ禍で、一つだけ、私の立場からの提案としては、ある程度、きちんと国際的な往来はさせながら、入国管理における水際対策を徹底強化するということです。

このまま、国際的な往来を制限して、航空会社を莫大な赤字の経営状態にしたままにするのではなく、どうやったら往来しても大丈夫か、という観点で、財源を投入したり対策をしたりすることを本気で行うということです。


私が3月にミャンマーから帰国した時、成田空港で驚くほど簡単に入国できました。この時期に帰国組も含めて、海外からのウイルスが日本へ大量に上陸してきたことも後の感染拡大につながったと個人的に思います。

日本に来たくても来日できない外国人、日本から帰国したくても帰国できない外国人、今やこの数だけでも数十万人以上はいるはずです。これらは、まだ目に見える人たちですが、潜在的な数も入れたら、莫大な数の人達を日本が失っていることになります。

今は日本人の雇用が減っているからと言って、この様な状態を放置すると、将来、しっぺ返しがくると思います。

感染者数、重症化率、共に欧米が高く、アジアは世界的には感染拡大が少ないと言われています。

人口10万人あたりの感染者数は、アメリカは1,410人もいますが、アジアは以下の様な数字です。(8/4時点)

日本: 31人
ベトナム: 0.7人
フィリピン: 97人
インドネシア: 41人
ミャンマー: 0.5人
アメリカ: 1,424人
フランス: 293人
スウェーデン: 802人

是非はともかく、スウェーデンは、集団免疫を作るという国の戦略でしたので、ある意味、想定内ですが、アメリカはそのスウェーデンを遥かに上回る数字になってしまいました。初動が遅れたのが痛いところです。

同じアジアの中でも差があるのは、国民性の違いもあると思います。
ミャンマーなどで、感染者数が少ない国は一般的に衛生の意識が高い国民性の為、介護や食品業界など、元々、感染対策が必要な業界に適しているといえると思います。

当社も事業存続に関わるほどの大きな影響を受けました。しかし、不幸中の幸いとして、当社が注力してきた、ベトナム、ミャンマーが世界的にも、アジアの中でも突出して感染が少なく、日本との往来の正常化が最も早く期待されることです。

元々、私は短期で儲けてエグジットする、という様な考え方をしていないので、基本的な方針そのものは変えず、中長期的に事業を発展させるつもりです。


ミャンマーではコロナ禍でも粛々と準備を進めてきました

日本は、元々、国内だけのビジネス、国内だけの人材では限界がある、という共通認識が形成しつつある中、コロナ禍が来て、一旦、その動きが中断しました。


しかし、コロナによって、少子高齢化が変わったわけでも、国内需要が成長するわけでもありません。

いずれ、海外に目を向けなくてはいけない時代が再び来ると思います。

その時に貢献できる様に、当社は準備をし続けていきたいです。

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