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QSってなに?

さて前回はOPSという打撃の指標について語りました。

今回は投手の指標のひとつである。QSについてお話します。
QSとはクオリティ・スタートといい先発投手に対する指標になります。もうひとつ似たような言葉でHQS(ハイクオリティ・スタート)っていうものもあるので合わせて説明します。

まずはQS(クオリティ・スタート)というは先発投手が6回以上投げて尚且つ自責点3失点以内の条件を満たしていればQS1という事になります。

次にHQS(ハイクオリティ・スタート)です。先発投手が7回以上投げて尚且つ自責点2失点以内が条件になります。

よく解説の方が「ゲーム(試合)作った」と言う表現を使うと思うのですが、そういう選手はこの指標の数が多いと思います。

これは9月1日時点のセ・リーグのQSのランキングです。やはり各チームのエース級が名を連ねています。ここで気をつけてほしいのはこの指標は勝ち負けは関係無いという事です。負け投手でも上記の条件を満たしていれば1付きます。

これは9月1日時点の勝利数のランキングです。ちょっと違う選手が載ってきたりしていますね。つまりQS=勝利数では無いという事です。どちらかと言うとQS=防御率がいい ですね。
じゃあ結局QSって何!?ってなると思うのですがそれは…


信頼度!そして安定感の指標!!


です。チームとしてもこの数が多い選手を起用すると中継ぎ投手を休ませることができるというのが最大のメリットです。長いシーズンを戦っているとどうしても疲れが溜まっていき先発投手が早い段階で崩れてしまい中継ぎ投手に負担がいきがちになります。そして中継ぎ投手に負担がいき中継ぎ投手も崩れ出したらもうどうする事もできない状態になってしまいます。
この指標が高い→ゲームを作る(長いイニング投げてくれる)→中継ぎ投手の起用(負担)が減るって感じです。
勝利数に目がいきがちですがこの指標はシーズン単位で考えるとめちゃくちゃ大事な指標になります。是非自分の応援してるチームの先発投手の指標見てみてください。きっとこの指標が高い選手は先発投手の中心的存在の選手のはずです。

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