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振り返ってみれば、あの時のあれが、
みたいな事って、あなたにもありますよね⁉︎
〝ターニング・ポイント〟

私は見かけによらず、料理が好きで、
あの時は、妻が出かけている間、
夕食の支度をしていました。
何を作っていたかは、記憶にありませんが、
晩酌に合う酒の肴が中心だったはず。
魚も自分で捌きますよ。出刃包丁で。
出刃のほかに、柳刃牛刀もありますよ
父親の形見なんです。
どれも切れ味抜群で、料理が上手いなぁ、
と錯覚するくらいです。

まぁ、料理の自慢はさておき、
料理の準備も済んだころ、妻が、
〝例の〟商品券目当て財テクセミナーから
帰ってきました。
“どうだった?セミナー。カモられなかった?”
“商品券はちゃんともらえたの?”
と矢継ぎ早に尋ねると、
“後から送ってくれるんだって”
私、“そう。本当に送ってくるのかなぁ”
妻、“大丈夫だと思うよ”
そうなんだと思いながら、
料理をテーブルに並べ終わって、
まずは、ビールで “乾杯っ🍻”
ということで晩酌がスタート。

“結局どんな話だったの?”
と私が、切り出しました。
“これ見て”と、バッグの中から
パンフレットを取り出しながら、
妻はこう言いました。“これ、イイかも”
なんと予想外の答えが!
ビールが吹き出そうになるのを抑えながら、
(心の中で、〝面倒くさいことにならなきゃイイなぁ〟
 と感じたのは、言うまでもありません)
“えっ、どういうことよ?!”
とすぐさま、聞き返しました。すると、
“これ米ドルで積み立てる商品なんだって”
“前に日本円は、将来どうなるか
     わからないって言ってたでしょ”
日本の官僚の中にも円からドルへ資産を
  移してるって。以前何かで読んだって”
あっ、そうだよな、前にそう言ったよな。
私が好きな学者が数年前ラジオで言っていたことを、
妻に話した内容たっだんです。

過去に事実上二度デフォルトしている日本。
以前別名義の記事で書いた理由で、
私は、日本の事、特に日本の財政、
通貨に関しては、全く信用していないんです。

また今の状況、戦前に似ているということもその理由です。
いろんな理由を付け、
いつまた借金をチャラにしようとしても、
おかしくないと思っているんです。
いろんな論はありますが、
私は、ひょっとすると、ひょっとする、
と思っている派です。
この学者さんが、
ラジオでお話ししていたことも、
日本円より、外貨、それも米ドル、
を信用するようになった更なる理由です。
(まぁ、影響されやすい面があります。私は。)
当時取り組んでいた変額保険も、
ドル建てではないけれど、
日本関連は選択していません。

〝ドル建てかぁ〟
パンフレットを見ながら妻に目をやると、
“今度一緒に詳しい話を聞きに
      行って欲しいんだけど”

と言ってきました! 
あら、想定外の要求!
“えっ、一緒に?なんで?面倒くさいなぁ”
当然私はこうなります。
これは妻にとっては想定内!という表情です。
私が、“どうして?やりたいの?”と尋ねると、
“まだわからないけど・・・”
“先方の話を聞いて、判断して欲しいの”
そう言ってきました。
“基本、投資なんだけど”
“向こうに直接投資するから
    運用がすごくイイみたい”
“今やってる変額保険だけだと、
    まだ老後に不安があるから”

普段であれば、
妻から何か相談をされると、私が、
“あなたが大丈夫だと思うんだったら、
    イイんじゃないの”

で、済んでしまうんです。
例の変額保険加入時も、
同じ会話が交わされ、加入しました。

ただ今回は、変額保険加入時と違い、
“一緒に話を聞きに行ってほしい”
妻がこのように言うことは、
そう滅多にあることではありません。
そう考えると、
〝彼女、今回なにか違うものを感じたんだな〟
と、私も〝なにか〟を感じたので、
“だったら、わかった”
“いつ行くの?決めてきたの?”
“いや、まだ。行かないって
    言うかもしれなかったから”
“それじゃぁ、来週の土曜日だったらイイよ”
“何も予定がないし”
“わかった。先方に連絡する”

このあとの晩酌は、
そんなに高額ではありませんでしたが、
〝商品券で何かおう〟という、
〝捕らぬ狸の皮算用〟で盛り上がりました。

いよいよ次回、
現在私の机の上のボタンの先にいる、
〝我が家専有投資顧問〟に就任する、
ウォーレン・バフェットさん〟と出会います。
お楽しみに。


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