ただいま家出中#001 小田原の天気は下り坂、でも激坂発見で気分は上々
私の多拠点生活は、仕事をしながら、観光ついでのジョギング、休みの日には集中してロードバイクに乗る、この3つをポイントにしてるのでどうしても荷物が増えてしまうことになる。
パソコンやスマホは当然ながら、ジョギングシューズやバイク用品一式をリュックに詰めていくとどんどん荷物は増えていく。必要なものを優先してもやっと10kg弱。これにロードバイク。想像していたよりも大変なことになりそうだな。まぁとりあえず一度やってみて、それから改善していこうということで、まずは小田原〜熱海に行ってみることにした。
自宅の最寄り駅から小田原までは電車で輪行。小田原の宿にチェックインしてすぐにバイクで出かけることにした。なぜならこの日から天気は下り坂。小田原滞在中はほぼ傘マークが並ぶ。せっかく重たい思いをしてやってきたのに一度も乗れないなんて馬鹿らしいので慌てて小田原の街中をサイクリング。消化不良だったけれど、乗れないよりはマシとしよう。
翌日からの天気は不安定で、雨が降ったり止んだり。部屋でのんびり仕事をしたり本を読んだり、雨の隙間にサクッとジョギングに出かけたり。
今回の小田原滞在で一番記憶に残ったのは「石垣山城」だ。小田原といえば「小田原城」だろうが、私にはもう「石垣山城」しかない。宿から片道4、5kmだったので軽い気持ちで出かけてみたら、強烈な激坂。そりゃそうだよ、山城だもんね。
民家の間を通る路地を進むとすぐに直登が始まる。アスファルトからコンクリに。それに合わせて空模様も怪しくなりドシャッと来そうな風が吹き始めた。これだけで、何もない小田原の日々に強烈なインパクトを残してくれた。この城を攻めようとして坂の途中で心が折れたであろう戦国時代の武士の気分を味合わせてもらった。
石垣山城は陣城跡なので、草木が茂るだけで華やかさはかけらもないが、秀吉が小田原城を落とすために一夜にして作ったと言い伝えられる石垣山城は一件の価値あり。帰り道、山の上から小田原の町を一望しながらの下り坂ランはこの上なく気持ちよかったのだ。
小田原で宿泊したのは、ADDressの拠点の1つ小田原B邸。小田原駅東口から徒歩3分のゲストハウス「Tipy record inn」。受付の裏に宿泊用にリノベした家があり、4部屋とキッチンがある。宿泊した2階の部屋にはベランダがあり、置かれたソファでくつろげる。庭にはウッドデッキもあって天気が良ければそこでものんびりできそう。部屋にロードバイクを入れられなかったので、このウッドデッキの横に100円ショップで入手した自転車カバーをかけて駐輪。滞在中は天気が悪かったので、割と部屋にいる時間が長くなったが落ち着いた時間を過ごせた。でも駅に近いこともあって夜は少し賑やかだったかな。
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