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会社感ゼロの民家の1階からスタート

はじめまして、(株)ワイズオフィスの山田です。
(株)ワイズオフィスという会社は、大学受験情報誌の編集長だった社長が36年前に独立して立ち上げた、編集・デザインの会社です。
社是は「原稿より健康!」「今日できることは明日に延ばす!」(半分冗談ですけど)という、ヘルシーでエコな会社です。
ワイズオフィスがどんな会社なのか、これから5回にわたって紹介していきます。

創世記:手書き時代

会社を立ち上げた場所は、市ケ谷でした。
借りたのはビルでもマンションでもなく、木造民家の1階。
安くてよかったのですが、クライアントさんがあまりの会社感ゼロにびっくりして帰ってしまったほど!
エアコンもない小さな事務所で、真夏にランニングシャツで原稿を書いていたら、見るに見かねて扇風機をくれた大家さん。
入居のお礼で大家さんからもらった高級ウイスキーは未だに開けずにとってあります。

IMG_0878_トリミング

近所のマンションに過激派がいて、皇居に向けてロケットを発射して大騒ぎになった(もちろんニュースになりました)なんてこともあったそうです。

36年前はワープロが出始めた時期で、それまで原稿は手書きでしたが、「時代はワープロだぜ!」と導入しました。
それが、伝説の親指シフトの富士通「OASYS(オアシス)」との出会いです。
最強の入力システムの快適さは、しかしパソコン時代に乗り遅れる原因になったのでした。

当時の印刷物は、活版印刷の時代は終わり原稿用紙に手書きをして、それを写植で打ち、版下にしてオフセット印刷するという作り方が主流でした。
そして、インターネットや携帯が普及するはるか前だったので、原稿のやりとりは直接持って行くかFAXでした。

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