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KAGAWA Cycling Map 高松空港~塩江ルートを実走 2020/09/08

前回に引き続き香川県観光協会の KAGAWA Cycling Map に提示されているサイクリングルート、高松空港~塩江ルートの実走レポートになります。

1ガソリン道

【ガソリン道】私は最近になって知ったのですが、初めて聞くと結構インパクトのある名前です。
今回走った高松空港~塩江ルートのほとんどは、このガソリン道と呼ばれる散策道を通っています。
それではとりあえずガソリン道の説明から始めましょう。

昭和4年~16年、仏生山から塩江を繋いだ塩江温泉鉄道の廃線跡、それがガソリン道です。
鉄道の廃線跡がなぜガソリン道?
それはこの塩江温泉鉄道で使用された車両が、ガソリンエンジン駆動の40人乗り小型車両だったからと言う事のようです。

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鉄道跡を走る道ですので経路上には当時のトンネルがそのまま残っていたりします。
ルートのほとんどの道は山間の生活道路ですので交通量も非常に少なく、のんびり走るには最適の道です。
ただ交通量はゼロではありませんのでスピードの出し過ぎは厳禁。特に県道と交差する信号機のない交差点が何カ所か有りますので注意が必要です。

2実走

前回、香東川自転車道の標識まで書きましたが、その交差点を左折。
県道165号(東谷岩崎線)に入って行くところからスタートです。

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県道165号を100mも走らないうちにルートは香東川沿いの細い道に入っていきます。

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そして目の前には谷を跨ぐ巨大な建造物が目に飛び込んできます。
私は最初に見たときに採石場のベルトコンベアかと思ったものですが、その正体は高松空港の誘導灯です。
鉄橋の上に一定の間隔で並んでいるのがそれです。写真右側の山に高松空港が有ります。

ルートは田んぼや民家の間を縫うように進んでいきます。
途中、香東川を2度ほど渡ります。
今年の夏は猛暑日続きでサイクリングに出かけるのも大変でしたが、このルートは木陰の中、川風を感じながら走れるので暑さを忘れて走ることが出来ました。

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さて、次なる紹介ポイントは福寿山最明寺です。
萩の花で有名なお寺ですね。
写真では分かりませんが、山門の裏にはジュースの自販機が、そして山門には休憩用のベンチがあります。このルート上、飲み物とベンチのそろった唯一の休憩ポイントです。
ルートはこのお寺の前を右折して進んでいきます。

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最明寺を過ぎるとT字路を左折して県道43号に入るのですが、直ぐに右折してガソリン道に戻ります。
右折の指示がペイントされておらずちょっとまごつきますが、まあ多少行き過ぎても山と川に挟まれた狭いエリアですので大きなルートミスをする事は無いと思います。

さらに進んで鉄道跡の2つのトンネルを抜け、岩部八幡神社の石垣が見えてきたらいよいよルートも残りわずかです。

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岩部八幡神社の前で塩江街道に戻ったら、100mくらいで右折して川に向かって降りていく道に入ります。

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その先、川に降りると堰の上を走って対岸に渡ります。
そのまま川沿いに数百メートル走れば塩江温泉郷の入り口、塩江橋です。
ルートはここまでだと思われますが、塩江橋の直ぐ上流には道の駅しおのえが有ります。
トイレ、サイクルラック完備ですので休憩には最適の場所ですね。
私はソフトクリームを頂きました。

3俯瞰

基本的に川沿いのルートなので勾配もゆるやかで非常に走り易かったです。
一つ難点を挙げるとすれば最明寺の自販機以外補給ポイントが無いことでしょうか。
また、この近くには不動の滝、内場ダムなどありますので走り足りない人は足を延ばしてみる事をお勧めします。

4追記(2020/09/14)

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2つ目のトンネルから上流に約1km、道が香東川のすぐ脇を通るポイントの川の中に塩江温泉鉄道の橋脚跡を見ることが出来ます。
橋脚跡は4本?くらい残っているようですが、辺りは木立が茂っているので下流に向かって道の左側(川側)を走っていないと見逃がしてしまうと思います。
気になる人は自転車を止めて川をのぞき込んでみると良いでしょう。

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