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紅葉の寒霞渓ヒルクライム 2020/11/19

紅葉狩りライドの第3弾は香川県一の紅葉の名所、小豆島の寒霞渓に行ってまいりました。

1小豆島フェリー

なにはともかく小豆島には海を渡らなければ行けません。
久しぶりに早起きして、高松港フェリー乗り場へと自転車を走らせます。

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フェリー料金は自転車1台、往復割引で2050円。
鉄道輪行と違って自転車をパッキングする手間がいりませんし、往復2時間の船旅を楽しめることを考えるとかなりリーズナブルなお値段かと思います。

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船内では車両デッキの手すりに自転車をがっちり固定してくれます。
船員さんに自転車を任せて、3階の展望デッキに出て船出を待ちます。

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この日は前日からの暖かい南風のおかげで、11月でも海風が心地よい日和でした。また高松は靄に包まれ、遠くの山影が墨絵の様に浮かび上がる幻想的な船旅となりました。

2さっそくのヒルクライム

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午前9時に土庄港に上陸。
港のセブンイレブンで補給食を買い込み適当に自転車を走らせていると、寒霞渓へ向かう道路標識を見つけました。
小豆島は2年ぶりですが、大きいとはいえ島ですので幹線道路を走って標識を探せば迷う事はありません。

県道26号線に入って3kmも行かないうちに道は上り坂になります。
道の左右にはぽつりぽつりと住宅が有り、まだ山道とは言えないような道路ですが既に結構な勾配の登り坂です。

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ドーン
道路沿いにいきなり現れました。小豆島大観音だそうです。
何気なく観音様の足元まで登ってしまいましたが、無駄に足を使ってしまいました。

さて大観音を通り過ぎて道が下りになると直ぐに右折して小豆島スカイラインに入ります。

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寒霞渓まで10kmの表示。
寒霞渓の標高は800mも無かったと思いますので10kmの距離で800mのUPだと平均勾配は4%ほど・・。
「まあ多少のアップダウンは有っても大したことは無いか・・」とこの時は思っておりました。

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思った通り4~6%の坂道をゆるゆると登って行きます。
振り返ると土庄方面への眺望が開けて絶景が広がっております。
「今日はいい一日になりそうだ」とこの時は思っておりました。(;^ω^)

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小豆島スカイラインを走って3kmほど、行く手に銚子渓のレストハウスが見え始めた頃にこんな看板が!!!
「これより3.5km 上り急勾配 走行注意」
18%の表示は最大勾配でしょうがとんでもない坂であることは間違いなさそうです。
実際、銚子渓の駐車場を過ぎると、それと分かるほど勾配がきつくなりました。

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一息入れた時のサイクルコンピューターの写真です。
止まっているので勾配は0%表示ですが、メイン表示の高度グラフがすごいことになっております。
横軸が400m、縦軸が60mのグラフをほぼ45°の角度で上昇しております。
グラフから上昇率を計算すると150÷1240=12%の勾配が1km以上続いています。

激坂と呼ばれる峠道は数々ありますが平均勾配が10%を超えることはかなり稀です。個人的にそこそこきついと思っている屋島スカイウェイのデータと比較するとそのすごさがハッキリします。
     銚子渓から四方指  屋島スカイウェイ
全 長  3.5km        3.66km
高低差  400m         266m
平均勾配 11.4%        7.3%
最大勾配 18%        10%

以前YouTubeで寒霞渓西ルートをぼやきながら登っている動画を見たことが有りましたが、その意味がやっと分かりました。

3絶景

32分も掛かって激坂区間をクリアし、四方指展望台に到着することが出来ました。

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頂上部には高所恐怖症の方は絶対に登れないようなすごい展望台が有ります。

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さらに駐車場奥の見晴らし台からは寒霞渓を見下ろすことが出来ます。
正直に言って人生最高の紅葉と思えるくらい感動しました。
襞状の岩肌が見えているのが寒霞渓。その上の白い建物がロープウェイの頂上駅です。
四方指では風景を楽しみながら補給食のアンパンをパクついての休憩です。

さて、目指す寒霞渓まであとわずか、四方指から200mの下りと40m登りを走ります。

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寒霞渓には11時過ぎに到着。
お昼ご飯にはちょっと早かったですが、定番「オリーブ牛コロッケバーガー」を頂きました。
美味しくてボリューム満点でした。

4帰路

帰り道は星ヶ城山を越えて草壁港方面に下ります。

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下りも紅葉の絶景ポイントが点在しています。
本当にこれだけ紅葉を楽しめたツーリングは人生初だと思います。

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時間が有ったので寒霞渓ロープウェイのこううん駅にも立ち寄ってみました。
この頃から雲がかかり始めたのがちょっと残念でした。

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ロープウェイ駅の裏まで自転車で登ってみましたが、遊歩道を通って寒霞渓の頂上まで登ることが出来るようです。
来年はハイキング装備で来るのも良いかもしれませんね。

5俯瞰

高低表

Stravaの高度グラフを整理してみたのですが銚子渓から四方指までの坂がひときわ険しいのが良く分かります。
小豆島の山がきついのは骨身にしみましたので、次回小豆島を走るときは豆一でもチャレンジしてみましょうか?
ちなみに内海ダムではVer,6.0のダムカードを頂きました。

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