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不思議な日本人

どんな夫婦になりたいか。
ときかれたら、チャーミーグリーンの宣伝みたいな夫婦。
と答えていた昔。
この宣伝をしっているだけで世代がばれる。
そしてもはやこの宣伝を知らない人のほうが多い気がする。

老夫婦が手をつないで帰っていく的な宣伝だったと思う。
なにせ自分も子供だったので記憶があいまいだけれど
その軽快なメロディと手をつないでいる光景はいまだに忘れられない。
母子家庭で育った私にとって
幸せな雰囲気と夫婦が仲良くしている光景にあこがれたのかもしれない。
しかし、いまだにシングルなので夢のままで終わっているが・・・

先日、仕事に行く途中にそんな夫婦をみかけたので
久しぶりに思い出した。
日本もこういう夫婦が増えてきたんだな~
すてきだな。と思って通りすぎたら
旦那様が海外の方だった。

やっぱりか~的な感情になった自分に驚きだ。
心のどこかで日本人の老夫婦はそんなことしないイメージが
あったと発見したからだ。
私のような人たちが多いから海外のように
年をとってのスキンシップをあまり目にしないんだろうなと。
憧れてると思いつつも
どこかで否定的なニュアンスの自分の思考がおもしろすぎる。

国民性や常識という枠組みがそうさせているのか
すりこみ教育のたまものだなと関心した。
憧れているものと実際の自分の思考の矛盾。
今の若い人たちはそういう概念が少ない世の中かもしれない。
今後の日本の夫婦の関係がどうなるか楽しみでもある。

シェアハウスに住んでいるので
ワーホリや海岸留学の経験者が多い。
そこで海外の人の話をきいていたときに
お風呂の話題になった。 

海外はバスタブが少ない国が多い。
あっても結局ものおきになっていることが多いのだとか
そして、海外から旅行に来た外国の人に案外多いのが
温泉など公衆の入浴が恥ずかしく苦手だという意見があるらしい。

たしかに、海外に対する日本のイメージは
奥ゆかしいとか謙虚とかなんとも清楚な響きな雰囲気なのに
家族でもない人たちと素っ裸で一緒に入浴しているさまは
案外カルチャーショックかもしれないw

そんな話をしながら
裸の付き合いをすることは羞恥心があまりないのに
年をとって手をつなぐことに羞恥心やネガティブなイメージに
なっているというこの現状になんだか違和感を覚えてしまった。
日本人て不思議だわ~

日本人のすてきな奥ゆかしさや謙虚さはなくすことなく

手をつなぐ仲良し老夫婦がたくさん見られる日本をみてみたい。




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