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薄切りの牛…多分バラ肉が余っていた。晩ご飯の時間が近づいていたから、冷蔵庫を漁っていたわけだ。

最近はもっぱら自炊だから、と言っても鍋しかしてないが、外食の回数は圧倒的に減っている。だから冷蔵庫には、それなりの量の野菜やらお肉やらが余ってくる。そういう時期が度々訪れるが、それがどうやら今週らしい。

パッと見ると、えのき、しめじというキノコ類。鍋といえばキノコだろう。

半分になってるニラ。チゲ鍋した時のやつだろう。

いつもある豚肉。とりあえず買っとけってことで買ったのだろう。

ひとまずラインナップは揃っていたから、ダメになりそうなやつから使って何か作ろうという常套の作戦に出た。

とはいえ足りないものはあるから、スーパーには行く。行ってみると発見はあるもので、3月のおすすめにキャベツがあった。

キャベツがこの値段…?と、初めて3coinsに行った時の衝撃のようなものがあった。その瞬間、ダメなもので何か作るという常套の作戦は何処かに消え去り、キャベツ主体の食事に切り替わった。

そもそもキャベツを使う料理はなんだろうとなった。さすがに冷蔵庫の中はチェックしてきたから把握はしている。メインがキャベツになっただけで、サブで使用したい食材まで買う必要はない。

最小公倍数だか、最大公約数だか、あるものでひとつの答えを導き出すのはどっちだったか、その思考が頭の中を駆け巡っていた。

何があったかと、再び冷蔵庫の中を思い出す。キノコ、ニラ、豚肉から始まり、牛バラ肉、豆腐、ウインナー、うどん、チーズ、たまご…。

結論、行き着いたのはボルシチだった。ボルシチなんて作ったこともなかったけど、ふと思いついたのはなぜだろう。ちなみにどんな料理かも知らなかった。そういう時ってある。

ちなみに見よう見まねで作った。そんなボルシチのレシピはこちら。

キャベツ1/4、にんじん1、タマネギ1、ジャガイモ2、トマトホール缶1、コンソメ5、サワークリーム、生クリーム、そして牛バラ肉。

ほとんど買った。

もちろん冷蔵庫の中の入れられそうなものは入れたとはいえ、ひたすら煮られている買った野菜たちを見ていると、なんとも不思議な気持ちになった。

そしてビーツは入っていない。果たしてあれはボルシチだったのだろうか。

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