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コロナ書記 1月2日

1月2日、ホテル生活2日目。だいぶホテルのリズムが掴めてきた。
日の出が今日はしっかりと届いた。
と言うのも、昨日は雲が多くてあまり感じられなかったため、個人的な初日の出だ。気持ちの良い朝だった。そのまま換気をする。

体調は発症してから一番良好で、体温は36.4。酸素値98。
自分の平均体温をキープしている。
昨日とほぼ変わらない数値で安心はしている。
ホテルの乾燥が気になるので、加湿はしっかりしておきたい。

厚労省のサイトに行き、今日の体調を入力する。
歯を磨き、電話が来る大体の時間はわかったので(この件についてはこちらの記事をどうぞ)、シャワーを浴び、朝の配膳を受ける。

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なんとも朝ごはんらしい、ほっこりする内容。しかし菓子パンは得意ではないので、明日までの間食として、そっと横に置いておく。スープパスタと、ヨーグルトはしっかりといただく。

今の元気なうちに洗濯をしようと思い、取り掛かる。
手提げのビニールに下着類をためてあるため、それに直接お湯を入れて、簡易洗濯機の出来上がり。非常に楽に洗濯ができるので、ホテル遠征ではいつもこうしている。洗剤は今回はないので、湯洗いで。干し終わって、電話を待つ。

待っている間、iPhoneが鳴った。画面を見ると、近江陽一郎だった。

ブログを見てくれたファンのみんな、仲間たちからのメッセージに励まされていた中で、また素っ頓狂な連絡のよこし方をしてくるなあと思ったが、彼の良さが詰まっていた。

何か欲しいものがあったら言ってくれということだったので、100万くれと言っておいた。断られた。手渡しは無理だから、電子マネーでと言ったのだが、断られた。彼は笑っていた。

12時ごろ、ホテルの電話が鳴った。いつもより遅い時間だったが、忙しいのだろう。体調を報告する。昼の配膳を受ける。

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食欲はお昼になると湧いてくる。いつもそんな感じの生活を送っているからだろうが、徐々に体がそのリズムになってきたように思う。
ルーティンで生活しているからか、少しでもリズムが崩れるとガラガラと一気に崩れてしまうのかもしれない。

昼食後の体温は、36.5。酸素値99。安心できる数値だ。今のところ本当に何もない。一番しんどかったのは、発症したその日だろうか。

いよいよ時間の使い方がわからなくなってきた。徹夜する前に一回眠たくなるバウンスに近いものを感じる。ここを通り過ぎるとなんとか持ち堪えられるのか。療養しているという点では、暇なんて言葉を使いたくないのだが、自分の中の人間という生き物がそれを邪魔しにきている感じがする。
結局1番の敵は、人間という生き物の本質なのだろう。
そんなことも考えてしまうくらい時間の使い方が難しいが、そんなものには負けたくないので、いったん寝ることにする。

起きたら少し汗をかいていた。冷えると嫌なので着替える。
体調は少し火照っている感じか。昼寝のせいだろう。

夜の配膳の時間だ。

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なぜ今までフタをして写真を撮っていたのだろうか。よっぽど815のルームナンバーを見せたかったのだろうか。今日からはフタは取っていくことにするが、謎を一つ抱えたまま過ごすことになった。

食後の体温は、36.6。酸素値は99。安定している。しかし少しお腹が緩んできたような気はしている。夜のメディカルチェックでこれを伝えたが、「お腹冷やさないようにしてくださいねー」ということだった。
味覚、嗅覚は、依然はっきりしている。

3日目にして、ホテルの部屋の様子が個人楽屋のような雰囲気になってきている。個人楽屋をいただいたことはまだないが、新国立劇場で、上条恒彦さんの楽屋にお呼ばれした時、こんな感じの居心地だったなあと思い出す。
本来楽屋とは、そういう療養的な意味も持ちあわせているのかもしれない。

こういうことが知りたいなどあれば、遠慮なくコメントください。

本日も医療従事者の皆様に、心から感謝申し上げます。

最後に、自分が持ってきた本を紹介する。
ご参考までに。


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