机上の空論シリーズ「アストロノーツ」
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人は星
言葉は光
光ったと思えば
星はもう
今は何をしているのか
何処にいるのか
遠い 遠い
「楽しかった」も
「哀しかった」も
受け取った時にはもう
ずっと ずっと 遠く
光っているのか
消えているのか
わからないまま
知らないまま
星と笑いたくて
星を温めたくて
アストロノーツは宙を征く
大気圏は熱く
真空は重くとも
微かな光の形跡を
追ってゆく
負いにゆく
「星と出逢おう」
ただそれだけを燃料にして
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