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M-1グランプリ1回戦用のネタ

冬の一大テレビ番組といえば何を思い浮かべますか。
そうですね。M-1グランプリですよね。
実はM-1グランプリは素人でもエントリーができるって知ってましたか?
結成15年以内ならばエントリーフィー2000円だけで誰でも参加可能です。

というわけでM-1グランプリ1回戦用のネタを書いてみました。
コンビ名は高校の文化祭で漫才コンテストに友人と参加した時のやつなのでスルーしてください。


「どうも〜!バックボーンクラッシュです」
「よろしくお願いしまーす」
「俺さー、しゃべくり漫才に憧れてるんだよね」
「確かに漫才の基本といえばしゃべくり漫才だよな」
「ちょっと今から俺がエピソードトークするから面白いか判断してくんない?」
「任せろ」
「これは俺が中学生の頃の話なんだけど、校庭に犬が現れてさ」
「ほうほう」
「それを捕まえようと教頭が出てきたんだけど全然捕まらなくて」
「ふむふむ」
「最終的に給食のおばちゃんが捕まえたんだよね」
「なるほど」
「どうだった?」
「うーん、やべえつまんなかった」
「えー!同窓会では鉄板の話なんだけどな」
「クラスの面白エピソードで勝ち上がれるほどM1は甘くないのよ」
「そっかー」
「だからさー、盛れよ」
「盛れ?」
「ちょっとくらい大げさにしてもいいから面白おかしくしてよ」
「分かった、じゃあもう一回やらせて」
「頼んだ」
「これは俺が中学生の頃の話なんだけど、校庭に『こうてい』が現れてさ」
「皇帝!?エンペラー?」
「いや、芸人のほう」
「え、そっち!?髪の毛すごいやつ?」
「やばかった。3メートルはあったわ」
「そりゃやべえわ」
「それを捕まえようと『ほうおう』が出てきたんだけど」
「法王!?ローマ法王?」
「いや、鳥のほう」
「え、そっち!?羽がすごいやつ?」
「やばかった。超光ってた」
「すげー神々しいじゃん」
「さらに、きゅうしょくのおばちゃんも出てきて」
「そこは変わらないのね」
「いや、仕事休んでるほう」
「え、そっち!?先生とか?」
「いや知らないおばちゃん」
「ガチの不法侵入者きちゃったじゃん」
「最終的に捕まったんだよね」
「コウテイが?」
「いや、おばちゃんのほう」
「え、そっち!?これ仕事休んで中学校に侵入したおばちゃんが捕まった話だったの?」
「どうだった?」
「いや盛りすぎ盛りすぎ!校庭に芸人と伝説の鳥と不審者は登場人物が渋滞起こしてるわ」
「やりすぎちゃったかー」
「謝ってちゃんと訂正しときなさい」
「申し訳ございません。先ほどのエピソードは一部盛りすぎてました。正しくはコウテイの髪は2メートルくらいでした」
「いやそこかい!もういいよ。」
「ありがとうございました。」


いかがでしたか。
まず書いてみた感想なんですが、漫才の台本を書くのって本当に難しいですね。改めて芸人の方々の凄さを実感しました。
あと、字に起こすとおもんなすぎてびっくりしました。「人は話し方が9割」ってタイトルはネットでよくネタにされてますが「漫才は話し方が9割」で間違いないと思います。

来年のM-1一回戦まで10か月ほどあるのでこれからもネタのブラッシュアップを続けていこうと思います。
最後にひとつだけ言わせてください。

相方募集中です。

チャキ @chaki_ryuseigun
多くのDCGでランク上位の成績を収める凄腕カードゲーマー。
近年ではテーブルトップのMtGに注力しており、パイオニア、モダン、レガシー、ヴィンテージ、cEDHと多くのフォーマットをプレイしている。


こんにちは。ヒモです。
今回は漫才の台本をいただいてしまいました。いいのでしょうか?
普段何気なく見ている漫才の裏にはこうした苦労の積み重ねがあるんですね。
実は誰でもエントリーできるM-1グランプリ、皆さんも一度出場してみてはいかがでしょうか?

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