旅とはイメージを探しにその地に訪れるもの〜「世界ホーダイ」の新たな可能性
こんにちは、ロコタビの椎谷です。
旅とは、イメージを探しに、その地に訪れるもの
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大学の恩師、山中速人教授の著書「イメージの〈楽園〉―観光ハワイの文化史」では、近代の観光イメージとメディアの関係について書かれている。観光都市ハワイのイメージは、旅行記や小説、写真、映画、音楽などのメディアによって作られた。特にハリウッドの映画産業による、スタジオで制作された楽園ハワイのイメージが浸透し、現地ハワイ自体もそのイメージにもとづいて観光開発がされてきたという歴史がある。
私の学生時代の記憶として、「ハワイに行く旅行者は、メディアが作り上げたイメージを探しにハワイを訪れる」という話が特に印象に残っている。
その経験から、私自身の考える「旅とは」・・
我々の持っている、その「エリア」や「人」「モノ」についてのイメージを確認しにいく作業である。
未知のものは行きようがない
既に知っている。そこについて、何らかの知識があり、少なくとも興味を持っている事が、人を行動に駆り立てる動機になる。
しかも、その知っている情報には不足があり、もしかしたら間違っているかもしれない。そこを実際に現地を訪れ、確認しに行く作業が旅の醍醐味であり、一連の旅の行程(旅マエ→旅ナカ→旅アト)のひとつだ。
1)知る(旅マエ)
2)行動する、行く(旅マエ・旅ナカ)
3)確認する(旅ナカ)
4)共有する(旅アト)
媒介者(メディア)としての「世界ホーダイ」
世界を知るための媒介として、旅行記や小説、ガイドブックや雑誌、写真、テレビ、映画、音楽などのマス・メディアがその役割を果たしてきた。
人々は雑誌やガイドブックで知った気になって、現地を訪れ、すでにそのお店がなくなっていることに愕然とする。旅行好きの仲間内では、某ガイドブックは「地球の迷い方」と言われる。
その情報の精度はさて置き、旅の第1段階の「世界を知る」ことにメディアは大きな役割を果たし、それが近代の海外旅行文化を形作ってきた。
メディアの発展とともに旅行者の数も増え、海外旅行先も多様になった。
そこに新たな媒介者(メディア)が加わろうとする試みが「世界ホーダイ」だ。
1日ずつ新しい旅の目的が増えていく
「世界ホーダイ」は、ロコタビの新サービスで、定額制オンライン海外旅行だ。
1980円を払うと、誰でも、毎日開催するオンライン旅行に参加することができる。
毎日世界のどこかのエリアにいる現地在住日本人(ロコと呼びます)が、現地の魅力を教えてくれる。
1日参加するごとに、新しい発見があり、新しい旅の目的が見つかるのが、「世界ホーダイ」の醍醐味であり、今までに無い旅マエ体験だ。
いつか、地球の裏側にいる友達に会いに行こう
そして、「世界ホーダイ」では、リアルに海外に住んでいる日本人とつながることができる。
彼らから、今まで知らなかった新しい世界の輪郭(イメージ)を教えてもらい、次はそれを確認しに、彼らに会いに世界に出かける。まるで、地球の裏側にいる友達に会いに行くように。
コロナが収束したら、「世界ホーダイ」で出会ったロコに会うために、そして新しく知った旅の目的を果たすために、我々の本事業である海外在住日本人が旅のお手伝いをしてくれるタウンコンシェルジュサービス「ロコタビ」を使ってほしい。
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