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[ 地震の兆候 ] 井戸の水が枯れる

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1946年12月21日,午前4時19分,紀伊半島沖,マグニチュード 8 の地震が発生。1,000 人以上の命が失われた。

この地震の1週間ほどまえから,井戸の水が枯れていたという証言がある。このような証言は,「大きな河川のない,小さな三角州か砂にある井戸」(梅田・板場, 2014)で得られたという。

以下は梅田・板場(2014)による聞き取り。

「当時自宅の井戸はポンプで汲み上げていた。20 日昼までは異常なかったが,夕方から汲み上げにくくなったので迎え水をして汲んでいた。20 時頃には汲みあげられ なくなった。21 日午前 0 時頃,食器などの洗い物をする つるべため,兄と 2 人で道を挟んだ斜め向かいにある釣瓶式の 共同井戸に行った。水を汲もうとしたが(水位が下がっ ていたため)ロープが足りず,2 mほど継ぎ足して汲んだ。汲んだ水は濁っていた」 (p.132)

(梅田・板場, 2014)

https://web.archive.org/web/20181101130322id_/https://www.jstage.jst.go.jp/article/bullgsj/65/11-12/65_129/_pdf

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