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毎日クロスワード。5月18日,バートランド・ラッセルが生まれた日!

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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

クロスワードにチャレンジ!

今日は何の日(ヒント)

5月18日は,バートランド・ラッセルが生まれた日です。

バートランド・ラッセルはイギリスの哲学者です。論理(ろんり)に関する業績が多いですが,教育論や幸福論まで書いています。

幸福論では,不幸(ふこう)なひとについて,こんなふうな記述があります。

I believe this unhappiness to be very largely due to mistaken views of the world, mistaken 'ethics, mistaken habits of life, leading to destruction of that natural zest and appetite for possible things upon which all happiness, whether of men or animals, ultimately depends. These are matters which lie within the power of the individual, and I propose to suggest the changes by which his happiness, given average good fortune, may be achieved.

バートランド・ラッセル「幸福論」

こんなふうに訳すことができるでhそう。

「不幸はおおよそ間違った世界観,間違った倫理,間違った省察習慣からきている。このようなもののせいで,ひとであれ動物であれもっているはずの,幸せについて考えること,幸せであろうとする気持ちを駄目にしてしまう。幸福は人々の内なる力によるところが大きい。私は,ふつうの人間であれば,幸せになるために変えるべきことを提案していこうと考えている。」

「幸福は全て心にあり」というのは武者小路実篤の言葉ですが,ラッセルの場合は逆の言い方になっていますね。「不幸は全て心にあり」というわけです。

心(こころ)にありということは,心がけを修正することで幸せに近づくということです。そんな簡単にいくものか。世の中は理不尽で格差も大きい。この世の中を変えていかないと幸せはやってこない。そんなふうに考えることもできますが,他人を変えることは難しいですし,ましてや世の中を変えるのはかなり手強そう。

ふつうの私たちにできそうなことは,どのように考えるか,自分の考え方は適切なものなのだろうかと自分と向き合うことしかなさそうです。

しかし,これもまた難しい。なんにしても難しいことばかりですが,できることから,ひとつひとつやっていくほかなさそうです。

5月17日の答え

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