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9月20日は明応地震(南海トラフ巨大地震)が発生した日。

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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

9月20日は明応地震(南海トラフ巨大地震)が発生した日。

1498年9月20日,東海道沖を震央とする,M8.2-8.4 の巨大地震が発生しました。南海トラフ巨大地震です。

被災した地域は千葉県から和歌山県まで広範囲にわたる。津波の被害も甚大なもので,鎌倉の大仏のある高徳院にまで津波が押し寄せたという。高徳院は海抜11メートル以上の高い土地にある。

全国日本通訳案内士連盟という団体が,鎌倉で行った防災研修の様子を報告している。防災研修の記事はこちら

鎌倉を訪れた客の命を守るために,普段からどのルートでどこに逃げるかを意識しておくことの大切さが書かれている。息がつまるようなはなしではあるが,こうした取り組みが一旦地震が起きたときに,多くのひとの命を救うことになるにちがいない。

三重県鳥羽市国崎町には15メートルを超える津波が襲った。災害後,人々は高台に移住し,現在も低地には戻っていない。

こうした巨大地震がいずれ来る。

寒川 旭 (著)「地震の日本史: 大地は何を語るのか 」(中公新書 )のなかで,寒川は次のようなことを言っている。

大きな地震は,だいたい同じところを震央として繰り返し発生しているという。けれども,値域によって揺れ方がちがう。だから,過去の地震についてよく知り,地震が来たとき,なにが起きるのかを知ることが大切だと著者は言う。つまり,過去に学べということだ。

私たちにとっては,南海トラフ大地震ははじめての経験だ。しかし,日本列島に生きるひととしては,わたしたちは何度も南海トラフ大地震を経験しているとも言える。過去を知り,過去,先人が予見できなかったことにも,備えることができる。十分に備えても,被害はでるだろう。けれどもその経験が,今度は将来のわたしたちの視線の役にたつはずだ。

過去から学び,わたしたちができる準備をしておこう。

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