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毎日クロスワード。5月2日,今日は何の日?デイヴィッド・ウェクスラーの亡くなった日!


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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

クロスワードにチャレンジ!

今日は何の日(ヒント)

5月2日は,デイヴィッド・ウェクスラーの亡くなった日です。

ウェクスラーは心理学者です。コロンビア大学で,ソーンダイクとキャッテルに師事しています。ロンドン大学では,スピアマンとピアソンのもとで研究生活を送っています。なんとも,すごいひとたちの薫陶を受け,また刺激しあったウェクスラー,心理検査の開発で高い評価を受けています。

知能(ちのう)検査は簡単に言えば,頭(あたま)の良さをはかる検査です。よくドラマで IQ がいくらの天才が出てきますが,IQ 知能指数を算出するのが知能検査です。

頭がいいか悪いかなんて,知能検査などせずに,話をしてみたら分かるという心理学の先生もいらっしゃいますが,誰が話をするかによって評価が変わっては困ります。バートランド・ラッセルがウィトゲンシュタインに初めてあったとき,彼のウィトゲンシュタインに対する評価は「バカではない (not stupid)」でした。イギリス流のいいかたかもしれませんが,哲学の天才に対する評価としては控えめかなとは思います。話だけで頭がいいか悪いか決めるのは乱暴すぎる。ちゃんしたテスト(てすと)がほしい,誰が測定しても,同じような結果がほしいと多くのひとは,特に誰かをお金を出して雇おうとしているひとなんかは思うでしょう。そういう誰がしても同じ結果になる検査を開発したのがウェクスラーです。

知能検査の開発のはじまりは,フランスのビネーとシモンまで遡ります。1905 年のことです。当時のフランスでは,学業についていけない子どもたちの存在が問題になっていました。ビネーたちははやめについていけなくなるだろう子どもたちを見つけて,適切な教育を行うために知能検査の開発に取り組みました。

知能検査は誰が実施しても同じ結果になるはずですが,実施する人もいろいろいます。実施している最中にずっと子どもに喋り続けている実施者もいます。明らかに子どもの邪魔になっているのにそれに気づかない実施者もいます。え!と思いますが,いるんですね。当然,子どもの得点は低くなります。知能検査を受ける子どもはなんらかの困りごとがあって,その原因を詳しくしるために知能検査を受けていることが多いです。単に自分の知能指数がしりたいから受けるということはまずありません。そのような事情で検査を受けているのに,実施者にずっとしゃべりかけられていて,得点が実際よりも低くなってしまったら・・・

知能検査の実施が適切に行われているのかチェックする仕組みも必要だろうと思います。


5月1日の答え

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