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【幸せになりたかったストーリー⑤(最終回)】

【幸せになりたかったストーリー⑤(最終回)】
ガリガリに痩せ細る私をみて
幼い息子2人が私に言ってくれた。

「ママの安全なところに行こ。
俺たち新しい学校でお友達作るから
大丈夫だよ。」


この言葉に目が覚めました。

「何やってたんだろ、私。」


4人をひとりで育てられる?

そんな不安ばかり考えていたけれど
自分には無理と思い込んでたけれど

不安を言い訳に
現実から逃げていただけだと思った。


自分の命より大切な4人の子供達。


そう思っているくせに
何もできていない自分を腹立たしくも思った。


この時、私の中で覚悟が決まった。

「絶対、何がなんでもこの子達を幸せにする」


警察に電話して状況を伝えると
すぐに保護しますと言われた。

最低限の荷物をビクビクしながら
急いでまとめた。


営業職の元夫は
いきなり帰宅することがある。

もし見つかったら、逃げ出せなくなる。
また殴られる。

この時のことは、
必死すぎてあまり覚えていないけど

手が震えていたのは覚えてる。


4人の子供達と荷物を持って
急いで家をでた。
家の前に待機していた警察の車に乗り込んだ。


車に乗り込んだ瞬間
涙が出てきた

「これで、殺されなくてすむ。
子供たちと5人で生きていける。」


その後

私と4人の子供たちは
たくさんの人に支えてもらいながら

生活を立て直した。


これが、私のドン底ストーリー。

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