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ソファカバーをDIY

2021年、やっと重いおしりを持ち上げ、noteと向き合ってるyukaです。新年早々、せっせと縫い物をしてる訳について書こうと思います。


両親たちが建てあたためてきた蓼科の山小屋を、私が継ぎあたためていこうと決めたのが、去年の夏が終わり頃。なにせこの山小屋、40年近く経とうとしてるから、あちこちボロくなってきおるのです。。。 

中でも一番古いのはソファー。
山の家に来る前から、東京の家で使われていたもの。軽く50年は経っていると思われる。

最初はデニムのような紺色のカバーだった...と、子供の頃の記憶。
それが、山の家の完成と共にカラシ色のカバーとなって、東京から蓼科に移動した。ずいぶん前に祖母の手によって裏返しに張り替えられたけれど、摩擦と日光による色褪せが進み、ところどころにシミや汚れが目立ってきた。表も裏も長年使って、生地が弱くなり、とうとう破けてしまったのだ。

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両親作のステンドグラスがはめ込まれた、父お手製の重たい木の玄関ドアを、こじ開けるようにして中へ入ると狭いたたきになっている。そこで靴を脱ぎ、冷気対策の内側のガラスドアを開け中に入ると、すぐ右手が吹き抜けのリビングだ。そこにゴロンとした形の固めで座り心地良いソファーが「でーん」と並んでいる。

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綺麗なカラシ色だったソファーカバーは、白っちゃくれて今はこんな感じ。

大好きだったカラシ色のソファーカバーだが、破けたからにはこのまま放ってはおく訳にはいかない。古いのでメーカーでの対応はなし、もう自分で作るしかない!

そんな訳で、去年の終わりからせっせと作り出したのである。

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まず、現ソファーカバーを外して分解し、これをもとに型紙をおこす。
丁寧に糸だけを切っていかないと、劣化した生地が破けてしまう。やさしくゆっくりバラしていく。(2020年の作業)

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次は新聞を使って型紙作り。
バラして丁寧にアイロンかけた生地を、新聞紙の上に置き、輪郭を描いていく。正確なカーブ、左右対象になるように描いた線を修正する。
こんな風にパターンを作ってるのかぁ〜と感心しながら、座面部分と背もたれ部分の型紙完成!

さて、今度は生地の必要量を調べなければ。。
座面と背もたれがセットになったソファーは4組、座面のみのものが2個。ということは、座面部分を6個、背もたれ部分を4個作ることになる。
150cm幅の生地を使うとして、生地に無駄が出ないように型紙の配置をパソコンでシミュレーションする。↓こんな感じ。

山ソファー生地取り

結果11メートルも必要だ!!


大量の生地の購入は高くつきそうだが、買いに行くのはもちろん日暮里繊維街♪ 東京で生地を買うなら絶対ココ。どんな種類の生地でもほとんど手に入る、しかも安い!副資材だって何でも揃ってるルンルンな街なのだ♡

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TOMATOインテリア館の親切な店員さんと相談しながら、私が選んだのはオリーブグリーンがかったグレーのイス張り用の生地。1メートル1100円とお安い!11メートルで12,100円+消費税。
もし既製のカバーをだったら、この値段では到底買えない。これはかなりお得!

↓こんな風にパソコンで作ったシミュレーションをもとに、型を生地に写していく。(ここから2021年の作業)

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ほぼパソコンのシミュレーション通り線が引けた!
と思いきや、問題発生!微妙にズレてこのままシミュレーション通りに行ったら足りなくなる!
計画変更!型紙の配置を変えてギリギリセーフで収まった。ほっ。

必要分の型が書けたら、すべて切り、縫う作業。
バラしたソファーカバーと、バラす前のソファーカバーの両方をよく観察し、縫い方と手順を決めていく。決まったら、あとはひたすら縫うだけだ。
だが、大きくて同じものをたんたんと縫い続けるのは正直飽きてくる。1日2個作るのが限界、集中力が切れてしまうのだ。

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1個縫い終わるたびにロープを通す、という別の作業を取り入れて気持ちをリフレッシュ。飽きない工夫をしてみたりする。因みにこのロープは、古いカバーから取り外したものを再利用、使えるものは捨てずに使う。←強調

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ソファーカバーなんて単純だから簡単簡単、と気楽に作り始めたのだけど、結局1ヶ月かかってしまった。座面6個、背もたれ4個分のソファーカバーが出来上がった。

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この色のソファーになったら、リビングの印象は随分と変わるだろうなぁ。。。と、想像しながらニンマリ。

さて、ソファー本体にぴったりハマるのか??
これだけ作ってサイズが合わなかったら⁈ 考えるだけでも恐ろしい。
今度、山小屋を訪れるのは雪が溶ける頃、それまでは試せないから気が気じゃない。

ハラハラは続く →→→→→→ ソファーカバー、その後








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