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You can make it!! 時事英語【#028 oyster】

【oyster】

▼ギリシア語のostreon(カキ)から。英語では13世紀ごろから使われている。
①牡蠣・二枚貝
cf.) pearl oyster:真珠貝(アコヤガイなど)
②無口な人・口の堅い人
cf.) as close as an oyster
(カキのようにとても口が堅い・秘密を洩らさない)
③利益を引き出せるもの・思いのままにできるもの
⇒中に真珠が入っているところから。

▼牡蠣の美味しい季節になりましたね。今回のフォーカスワードは oyster です。牡蠣はイギリスでもなじみの深い食べ物で,たとえばシェイクスピアの作品には次のような表現があります。

【例文】
[028-1] "Why then the world's mine oyster, which I, with sword, will open."
(ほう、ならいいさ、この世の中は俺の意のままなんだからな。この剣でこじ開けてやろうじゃないか。)
[出典]
Shakespeare "The Merry Wives of Windsor"
シェイクスピア『ウィンザーの陽気な女房たち』
□□ mine myの古い表現
□□ sword 剣
[028-2] The world of country is Miranda Lambert's oyster ― for this week, anyway.
(カントリー音楽の世界はミランダ・ランバートの思いのままさ。いずれにせよ、今週は。)
[出典]
http://marquee.blogs.cnn.com/2014/06/03/miranda-lamberts-platinumshines
□□ country カントリー音楽
□□ anyway いずれにせよ
⇒「自分の意のままになるもの」という意味でoysterが使われている例です。
[028-3] Bus companies are to bring in Oyster-style smart ticketing in some of England's largest urban areas.
(複数のバス会社はイングランドで最も大きな都市部の一部でオイスタースタイルのスマートチケット販売システムを導入する予定である。)
[出典]
http://www.bbc.com/news/uk-england-29871381
□□ bring in O / bring O in Oを導入する
□□ urban 都市の
⇒これはイギリスのロンドン市内の公共交通機関で使用されている非接触型ICカードの「オイスター・カード」についてのニュース記事です。この時,たまたまスタッフの方がオイスター・カードを持っていたので,それを使って収録しました。

▼028の解説は以上です。

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