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第8講:日本の先生が言わない(指摘しない)英語発音で見落としている盲点。

やや2次試験寄りの内容ですが、1次の英単語を覚える時も「発音」は、丁寧に確認したほうがいいので「発音」について少し。RとLの違いや、thなど細かいことが大好きな日本人の英語学習者&先生。もちろん、それらを無下にしていいというわけではありませんが、もっと「支配的な要素」が個人的には3点あります。それが、発音というより発声と息(ブレス)の長さ、個々の発音よりも「文章とスピーチ全体」で読むリズム(ストーリー感)、そして「<<<完全なる盲点要素>>>」です。それぞれ解説していきましょう。

1点目:発音というより発声と息(ブレス)の長さ

いわゆる「あくび」のように喉をゆるめ、低音を響かせる発声の仕方です。マイケルジョーダンのインタビューを載せておきます。あと、日本語にくらべてブレスも長いですね。日本人の感覚では「低音が響く良い声」という判断(判定)になりますが、African Americanの遺伝子?というか発声は個人的な感覚では7-8割は、このような(日本人感覚では)低音でシブい声です。カッコよい発音になりたい場合、日本語と違う発声の仕方をしてください(でも音は強く出す感じ)。

2点目:個々の発音よりも「文章とスピーチ全体」で読むリズム(ストーリー感)

ここでいうリズムとは「ストレス」と「ピッチ」といえるかもしれません。これを教えてくれる日本語教材は、ほとんどなく、とにかく「真似る」しかありません。こういうのは基本ですね。ナイフの指し棒が面白い。

しかしながら、こういう単発の英語文章よりも、1-2分「ズバババー!」とまとまった「ストーリー感」をだしながら、リズムよく話せた方が英検1級2次は合格しやすいです。そのトレーニングの場合、ことあるごとに紹介してますが『AFN最強の生英語リスニング―スポット・アナウンスメント』は、英語のリズムを学ぶのに最適です。最強教材といっても過言ではありません。この中から最低でも「5つ」暗記し、息継ぎも含めて同じように発話できれば、あなたの英語リズムはかなりネイティヴに寄ります。私は今でもプレゼンの前とか、これで練習(イメージング)しています。

毎回AFNばかり紹介しているので(笑)、もう1冊。日本人にも寄り添う形なら、この1冊を。青谷優子さんの 『英語は朗読でうまくなる!』も名著です。様々なスピーチ(ニュース読み、プレゼン、朗読)が入っており個人的に、これもまた「神教材」であります。

青谷先生は、元NHK worldのアナウンサーで個人的にもプレゼン指導を受けたことがありますが、英語ができることは当たり前で喋りのプロとして「スピーチの観点(アナウンスの視点)」からアドバイスを頂けたのは貴重なレクチャーでした。今では青谷先生自身が好きな朗読指導が多いようですが、プレゼン指導を募集し始めたらチャンスです。私もまた受けにいこうと思います。※青谷先生自身は英国生活が長く、普段の会話ではイギリス発音でwaterを「ウォーアー」と発音しますが、アメリカ発音の指導もできます(多分)。ちなみに、アメリカ発音ではwater「ぅワラァー」です。

あと、定番ですが、「CNN ENGLISH」のニュースやスピーチをチェックし、自分が話したい内容を「1つ2つ」見つけて何十回、何百回と練習するのもいいです(口の周りの筋肉痛になるくらい練習するのがコツ)。※CNN自体はトランプ政権をしまくる偏った放送局ですが、そこは「英語教材」と割り切りましょう(笑)。

3点目:<<<完全なる盲点要素>>>

さて、ここからが日本人がないがしろにしている英語スピーキング、発音における盲点の要素です。<<<完全なる盲点要素>>>内をオープン!!

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