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【読書】「やる気の正体」 執行草舟+田村潤 ビジネス社(2022年)

この本については、坂口恭平「苦しい時に電話して」の次に書くつもりだったけれど、未だ読み終わっていない。
 
執行草舟は、「先生」とつけてもいいくらい尊敬している。
その著書は、隙なく自分に迫ってくる。
読む際に背筋が伸びる、伸ばしていないと読めない本が多いと思う。
一度、精神的に追い込まれるような思いをしたことがあった。
この本は対談なので読みやすいと思う。
内容は今までの執行草舟の思想がブレなく、易しく述べられている。
 
困難に対して執行草舟は全力で当たれ、という。
坂口恭平は見方を変えろ、という。
先にも書いたが、執行草舟には隙がない。
坂口恭平は隙があるようにみえる。
背骨にあたるものは、執行草舟は死を辞さない「武士道」の完徹である。
坂口恭平は、まず死にたいなら連絡ください、である。
自分がシャンとするだけの心構えを持つなら執行草舟だし、まず目の前にすがるなら坂口恭平だ、と思う。
 
今の自分には坂口恭平的なスタンスがあっているのだと思う。
だから読み終わることができないのだ。
読みたい本が次々にあるのに進めないことがつらく、逃げ出してしまった。

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