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コロナ陽性 空港検疫隔離備忘録⑤(退所)

抗原検査は陽性が続き、8月11日に陰性になり、翌12日も陰性となって13日土曜日に退所することになった。
出所と言われることも多かったけれど、隔離所では退所と言っていたのでそのまま使う。
このホテルの9階に隔離されてから、12日目。
8時半のバスで退所することにした。
迎えに来てもらうつもりもしていたが、台風がくる、ということで朝一番のバスで自宅に向かうことにした。

1階に降りてきて思うこと。
明るい。
これはホテルの窓にフィルムが貼ってあり、かつ、外が汚れたままのため、午前中までは薄暗く(午後は西日が入る)、色の感覚がおかしくなっていた。
空気が濃い。
温度、湿度ともに強烈に感じる。空調の効いた部屋では気温、湿度を感じることがなかった。
気分的には「出所」。
1分1秒でも早く娑婆に戻りたい。

明るい
ホテルの全容は退所の時にわかった

隔離期間は、フロントの方、看護師の方、弁当など配る方にお世話になったと思う。もし、隔離されずに自宅に戻ってから発症したら、と思うとこれはこれで有難いことであったと思う。
今も隔離は続いていると思う。
いろいろな方に支えられての12日間であった。

自宅には11時前には着いていた。
ここから始まる「後遺症っぽい症状」はこの時点では気づかなかった。
そして、今(8月21日現在)この症状は原因不明のまま続いている。

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