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新人研修〜令和6年度認定考査まで

お久しぶりです。
司法書士試験受験の終了とともにこのnoteも店じまいの予定でしたが、合格後の各種研修に続き、特別研修と認定考査までの流れは、今後の受験生や合格者の方々のためにここである程度は記録しておこうと思います。
そろそろ令和6年度の筆記合格者の皆さまが登場される時期ということで。

尚、前回の相続登記についての記事の続きは、このnoteあるいは別の何らかの形で公開しようと準備中ですがまだ先のことになりそうです。あしからずご了承ください。


最終合格〜就職まで

現在、令和6年も残り3か月となりました。
以前の記事で、筆記合格から口述試験を経ての最終合格発表辺りまでについて書き記しましたが、あれからもう一年近くが経過。

その後、昨年末から年初にかけて中央ブロックから成る新人研修(オンラインと集合形式)をどうにか消化し、同期の合格者たちとの出会いと交流、研修を通じての先輩方からのご指導ご鞭撻をいただき、少しずつ司法書士というものの実像をたぐり寄せ始めた日々だった。

地方住みの合格者にとってもう一つ有り難いのは、東京司法書士会が主催する新人研修会です。
時期は12月〜1月までなので、中央研修と登録予定の地域のブロック研修と重なりスケジュール的にはけっこうキツいですが、東京会へ登録しなくても参加でき、完全オンライン(現地で開催される見学会も別途ありますが参加は任意)なので都合のいい日時に受講できる。

そして何と言っても、その内容の充実ぶりは破格。受講した先輩方は口を揃えて東京会の研修めっちゃ役に立つ、と絶賛してましたが、まだ実務に就いてない今の私でさえそれには完全同意。
レジュメを印刷(同期からネット製本業者をおしえてもらった)し、講義を聴いてその都度メモを取ったそのテキスト、特に相続と抵当権の回については職場の机の引き出しに入れて頻繁に見ています。

各ブロックの研修も、もちろん市販の専門書には載ってないような地域特有の運用などがわかってありがたいですが、地域毎に微妙にジャンルが異なり、分野によってはカバーされてなかったりするので、東京会の研修と合わせるとより網羅性が高くなります。

さて現在の仕事について。
合格後は各地の事務所に就職して実務のスタートを切る同期が少なくない中、私自身は、4月から登記に関わる某所での勤務をスタートしました。

勤務の形態上、司法書士としての登録は年度内は叶わず、その代わり登記申請の最前線を日々垣間見ることができる得難い体験をしています。
守秘義務があるため個別具体的な話はできませんが、相談対応スキルはそれなりに積み上がっていっているような気がする。

同期からはその経験があればいつ開業しても大丈夫だと言ってもらえるのですが、運良く受任できたとしてもいかんせんそこから後の登記実務はやり方が全くわからない。配属研修で少しは垣間見ることができると期待したい。

そして、他方では常にジレンマ…司法書士として対応可能な相談業務に踏み込むことはできず、基本的に紋切り型の回答しかできない(はず)という歯がゆさ…を抱えており、そのストレスと同居しながらの勤務は、いくら要請があっても一年度が限界だろうと考えています。

(この業務そのものが、所謂非司行為に該当するという厳しい論調を見かけることもありますが、昔はともかく今の現場では司法書士法等に抵触しないよう法律相談には踏み込まない等のルールが定められ、職場全体でむしろ非司行為の取締りに心を砕き、登記は原則として司法書士と土地家屋調査士への相談を促すという運用をしていることはご理解いただきたい)


過酷だけど楽しかった特別研修

5月下旬から6月末まで、特別研修が実施されました。
通称「100時間研修」。その内容については数多の先輩方がブログ等で言及されておられるので、ここでは田舎の研修生特有のツラさについて主に記しておきます。

とにかく、研修場所が遠い
違うだろ、研修場所が遠いのではなく、オマエが僻地に住んでるからだろと言われればそれまでですが、四国の南側に住んでる人間にしたら、大阪か広島の二択に絞られ、そしてどっちも旅費と宿泊費、そして移動に時間かかる。

結果的には大阪を選択したので、集合研修が始まる6月(5月中はオンライン形式)は毎週末プラス裁判傍聴がある平日の移動に毎回半日を費した
地元の同期は移動のストレスから解放されるべく早々とウィークリーマンションを契約していました。どや、同じ日本に済んどるとは思えん覚悟の決まり方やろ。

まぁ凄んでみたところで仕方ない、私の方はせっかくの機会なので、あらゆる交通手段を試してみました。
飛行機は、乗ってる時間はもちろん短いが飛行場から研修場所(天満)までが遠い。荷物を預ければさらに時間かかる。長距離バスは、料金はもちろん安いけれど高知から大阪までは約6時間。昔よりは快適に過ごせるようにも思うが、やはりしんどい。

やはり新幹線が一番良かった。

結局、一度も座席に座ることはなかったN700

とは言え、高知県民は新幹線に乗るまでが長くて、岡山から大阪まではあっという間。自由席は座れなかったけどさほど苦にはなりませんでした。でも今度何か乗る機会あればさすがに座って景色を楽しみたい。
ちなみに

条件が合えば、こうしたオトクな切符もあります。日程的にちょうど使い勝手が良い時が一度あったので、購入しました。
地域的にはかなり限定された情報なので、あまりお役に立てないかもしれませんが。

さて宿泊。裁判傍聴の日は前日の仕事帰りに高速バスに乗り(職場の目の前がバスターミナルでちょうど良かった)、梅田駅近くの女性専用カプセルホテルに宿泊。カプセルは初めてで、建物の構造がよくわからなくて移動にいちいち迷ったけれど、安いし思ったより快適に過ごせて、旅先ではまともに眠れたためしがない私でもエアウィーヴのおかげでそれなりに熟睡できた。
ホテルをおしえてくれた先輩先生、ありがとうございました🙏

カプセルホテルの共用スペースは快適だった

ちなみに裁判傍聴は大阪簡裁と地裁でしたが、初めて行く方は現地で迷うことを覚悟なさった方がいいと思います。「行き方」ではなく「行ってから」迷うことになる。どこが地裁でどこが簡裁で、自分が最初に居たロビーはどこかもわからなくなる。え?あたいが方向音痴なだけ?

それと、刃物等は保安検査(飛行場にあるのと同じ)で取り上げられるのでご注意を。私は最初に裁縫セットの3センチ程のカッターを、そして何故か再入場の時にムダ毛用ハサミが見つかり没収。いやそっちの方がデカいのに最初の検査は一体…?

保安検査で預けた小物回収に一緒に走り回った同期のTさんのおみ足(withミャクミャク様)

そういえば、迷うで思い出したけど梅田の駅でも迷った。荷物を預けたコインロッカーがどこだかわからなくなり、駅の中のみならず外も歩き回った。ド田舎者にはどこからどこまでが駅なのかわからない。何の罰ゲームや、何が梅田ダンジョンや、とボヤきながら、途中でCLUB HARIEの梅田店を見つけてバウムクーヘン買ったりした。白状すると半分旅行気分でした。もうだいたい皆さんお察しだと思うけど。

さて集合研修に際しては、研修センターと最寄り駅から徒歩圏内にある某女性社長ホテルを毎週末の根城とした。
朝食バイキングは美味しかったし、小さな大浴場(何やそれ)もあって朝風呂でリフレッシュできた。ほらやっぱ旅行やん、アンタ。
同じホテルに宿泊してる同期もけっこう居たので、令和6年組も利用する人は多いのでは。

肝心の研修内容については…
正直、最初から最後まで準備不足だった。言い訳にしかならないけれど、毎週毎週、半日かけて移動、宿泊を繰り返し、そのために検索やら予約にも手間がかかり、おまけに、後述するように歯医者通いと義父母の入院が重なった。
生来の怠け者の私が、そんな状況で仕事の合間を縫って研修の準備など満足にできる筈がないやろがい。逆ギレ。

オンラインでは、チューターの先生や弁護士先生に教室さながら一人ずつ当てられて、答えられないと特に罰則はないけど恥ずかしいという公開処刑の憂き目を見た。でもまぁ皆だいたい答えに詰まってたから連帯責任みたいなもんだったけど。
ちなみにチューターの司法書士先生と弁護士先生はグループによって担当が違うので、温度差も異なるということは覚悟しておきましょう。

ということで、どうなることかと最初は不安しか無かったけれど、始まってみればどうにかなったし、模擬裁判では反対尋問とかけっこう楽しかった(尋常じゃない程役に入り込む同期がいて笑いを誘っていた)。

素晴らしい同期の方々と巡り会えて、研修は無事に修了することができた。神様っているんだなぁと思った次第です。

研修のお昼に同期とたこ焼き。いろいろ大変だったけど終わってみれば楽しかった


認定考査…鬼や、あんた鬼や

9月8日(日)、令和6年度の認定考査試験が行われ、もうご存知の向きもあろうかと思われますが、考査受験生の間に激震が走りました。

いや、きちんと準備してきた人たちはおそらくさほど労を要せずまともな答案を書けたのでしょう。後になって手元の教材を確認してみれば、答えはだいたい見つけることができたのだから。

ただ、大方の予想を裏切る出題…例えて言うなれば、司法書士試験の不動産記述の「メイン」で信託とか仮登記が登場したに匹敵するような衝撃をくらって、とりあえず頭真っ白になっちゃった同期は少なくないのでは。ねぇ、そうよねぇ、みんな。

それにしても、やはりこれまた準備不足ではありました。
司法書士試験に向けての対策はあんなに綿密にやったのに、認定考査については勉強時間が足りなかったのはおろか、本番のシミュレーションも殆どできないままだった。

第1問で度肝を抜かれたので、とりあえず請求原因まではどうにか書いてからひとまず第2問に移り、第3問までをやっつけて答案用紙の裏面をどうにか埋めた。この時点で2時過ぎ頃だったか。

そこからまた第1問に移ったのだけれど…
問題の指示(◯◯については考慮するな、という文言)の意味するところを読み解こうとするが全く頭が働かない。
XとYの言い分を行ったり来たりしているうちに、時間が飛ぶように過ぎていき、嫌な汗が出てきた。そう、毎年7月第1日曜日の同じ時間に味わっていたような、あの地獄のような感覚。

とりあえず抗弁の一つは書いたが、その後をどう構成するのか。再抗弁は、問題文のヒントを頼りに何を書くべきかおぼろげには浮かぶのだけど、いざ書くとなるとペンが全く動かない。焦る。
一度書いてみたが、どうもこれじゃないなと全部書き直…そうとするがどう書けば良いかわからない。その次の欄も、その次も。

とにかくわからない尽くしで泣きたくなってくるし、焦ってさらにまともに考えることができない。何でフツーに売買とか金消とか、建明とか出さんのや。百歩譲って不法行為か請負ならまだしも、動産の引渡請求って。司法書士の業務から一番遠いやつちゃうんかい。
代理とか保証とか、それなりに対策してきたこと何で全然訊いてくれんのや。ホームショーのバ…とは今は言えない立場なのでやめとく。

それでも、断じて白紙で出すわけにはいかない。書かなければ、点は入らない。かろうじて、「最後まで諦めるな」のモットーを思い起こして必死にペンを動かし、第1欄の小問(7)の②を(①は何度Xのセリフを反芻してみても結局わからなかった)残り2分で走り書きしたところで、時計の針が15時を指し…苛烈な2時間が終わった。

箸休めに観音寺の銭形砂絵を。この銭形のように大きな心で採点していただきたい。


司法書士試験との大きな違いは、受験生がほとんど同期なので、自然と試験後に寄り集まって感想を言い合うことになるという点。試験のことは話したくない、と思っていた筈なのに。
放課後の中学生のようなノリで、会場の玄関前でダベっている相当にもうええ大人たちはいったいどんな風に見られていたのかちょっと気にはなる。

安心したのは、皆一様に難しかったと言っていたことだが、一番出来が良さそうな同期の答えと自分の回答が致命的に違う所があって落ち込む羽目にもなった。
どう考えても去年より合格率は大幅に下がるだろうという意見では一致を見たので、おそらく来年また受験することになるとしても仲間が少なからずいるのではと期待している。そんな期待すな。

今年の合格者の方には、勉強できる時に少しでも考査の勉強をした方がいいことをお伝えしておきます。
まぁあまり早くから手を付けても忘れるし、特別研修を経ないと理解できないところもあるので、非法学部出身者にとっては対策のタイミングがなかなか難しいですが。

さて、また長くなってしまいましたが最後にこれだけは覚えて帰っていただきたい大事なことを二つほどお伝えしたいと思います。

同期は宝

同じ年の同じ試験に挑み合格した者同士、同じ研修に参加し親睦を深め、またSNS等での交流もあるでしょう。私の場合は後者での出会いが先で、研修がオフ会みたいなところがありました(リアルで会って何だこんな奴なのかとガッカリさせてなければいいですが…)。

オンラインがある程度定着し、ツールも様々になりましたが、研修、殊に特別研修では仲間との助け合いが必須になります。もちろん学ぶ内容自体が大切ですが、それと同じく、場合によってはそれ以上に同期の存在が大切です。
困った時に相談できるのは、やはり同じ釜の飯を食った、同じ居酒屋で同じ焼鳥を食った仲間たちです。先輩方には今さらこんなことをと恥ずかしくて聞けないことも、同期になら気軽に訊けます。

同期に気軽に訊けるということは、自分もまた気軽に訊かれる同期でありたいと思うものでありますが、研修でも実務でも質問する側になることが多いので早く恩返しできるようになりたい。

まず合格後に発生する諸々の手続…申込みのやり方とか〆切とか持参するものとか、場合によっては調べてもどこに載ってるのかわかりにくいことがあり、同期とLINE等でやり取りして初めて知る、などということはしょっちゅう。

研修の費用を払い込む時にカード決済がうまくいかなくてX(旧Twitter)上で同期がワーワー騒いでたりして、良かった自分だけじゃないんだと安心したようなこともあった。SNS万歳。

特別研修では同じグループ同じ班のメンバーにいつも助けてもらってました。飛び抜けて有能な人がリーダーになってくれたので、最後まで皆を引っ張ってくれた。班のメンバーは皆本当にいい人ばかりだった。

認定考査についても、いろんな方から自作の資料などもらったり、地元の同期はオンラインの勉強会の場を設けてくれて週末に皆で頑張って対策もしました(本番は散々でしたが)。

同期同士のヨコのつながりが、各同期の先輩方へ、つまりそのままタテのつながりになることもあり得ます。
とにかく、同期の存在は何よりありがたい。大事にしたいものです。

新人研修の締めくくりの日のショット。別れを惜しみ語り合いながら歩く同期たち


健康も宝、おカネも…

これも私などがあらためて言うまでもないですが、受験生時代から折に触れて申し上げてきました。
受験スタート時に不惑に突入していた身としては、自分のみならず家族、特に親の健康に生活が左右されることになります。

4月から勤務を開始した職場は、皆さん親切で環境は良好なのですが、仕事内容についてはやはり慣れないのといろんなタイプのお客さんが来て精神的にそれなりに負荷がかかるため無意識のうちにストレスを蓄えていたようでした。

特別研修が始まる頃に奥歯に激痛が走るようになって歯医者通いが始まり、レントゲン撮ってもらったら歯が割れてました。元々歯ぎしりが酷く、マウスピースを付けて就寝してたけど負荷を受け止め切れなかったらしい。
とりあえず痛み止めでごまかしながら6月は仕事と研修の日々、ほぼ休みなし。

そして同じ時期に義父母が病気とケガで相次いで入院することになりました。義父はいろいろあって同居期間を挟みながら入退院、転院を繰り返し、初夏から9月いっぱいまで夫婦共々精神的にも落ち着くことがありませんでした。とにかくしんどい期間でした。

ケガや病気、予防は難しいので、ある程度の年齢になれば身辺にいろいろと健康問題が勃発するものだということ、そのために諸々の予定や計画はとかく狂いがちだということは念頭に置いておきたいものです。

そして、蛇足ながら健康の次に大事なのはおカネ
中央とブロックから成る年末年初の新人研修は、研修費用77000円※。
東京会の研修は33000円※。
5月末からの特別研修は140000円※必要です。そしてもちろん交通費や宿泊費が別途かかります(ブロック研修は、交通費や宿泊費が部分的に支給される場合があります)。加えて飲食費や服飾費(スーツ等)も…

予備校への課金や教材代などで受験にもお金がかかりますが、合格してからも何だかんだで財布への負担がのしかかることになりますので、前もって心積もりをしておきましょう。

しかし、金かかるという文句ばかりではなく、研修が充実してる司法書士資格の有り難さも強調しておきます。負担以上に、自分の血肉となり武器になってくれることは間違いない。
受験勉強もそうですが、一度二度触れておけば、「確かあの本に載ってたはず…」「あの先生が確か言ってたはず…」に救われた体験は誰しもあることでしょう。
将来への必要な投資と考えて、研修や勉強会にはできるだけ参加して、各種推薦図書も可能な限り揃えておくべきだと思います。

書籍に関しては、一度に買うのが厳しければ少しずつでも。

こうした本は、毎日開くようなものでもないし定価を見ると二の足踏んでしまって、まぁなくてもいいか…になりがちですが、司法書士として生きていくのなら必須だと思います。何よりこういう本が書架にあると、やっぱ格調がぐんと上がるでしょ。知らんけど。

それと、本って案外「一期一会」だったりするので、いつか買おうと思って先延ばしにしてたらもう手に入らなくなってたりすることもあるというのは頭の片隅に置いておくべきかと。

※あくまで令和5年度合格の場合の費用

勉強は続くどこまでも

先日、司法書士業界にとって大きな影響を及ぼしかねない事件が報道されました。未だ予断を許さない状況であり、憶測で糾弾したりましてや根拠なく断罪すべきではありませんが、実務家の先生方、有資格者、そして受験生が感じたであろう衝撃は計り知れません。

一つだけ確かなことは、この資格に関わる全ての人たちが、「自分ごと」としてそれぞれに考える必要があるということだと思います。
何故、そんな状況に陥ってしまったのか、どこかで防ぐことはできなかったのか、回避できなかったのか…

150年の歴史の、先達が積み上げてきた経験と知恵、失敗からの教訓。今回のような状況を招かないためには、そうしたものから学び続けながら、同時に新たな仕組み作りも考えていかなければならないでしょう。

受験時代の辛さ、11科目、いや実際にはそれ以上の数の法律について「皿回し」を続ける辛さは受験生の皆さまはよくよくご承知でしょうが、合格後、この資格で食べていくためには、受験時代にも増して勉強が必要になります。

私はまだ実務家としてはスタートしていませんが、司法書士資格者としての自覚を胸に灯しつつ、同時に受験時代の記憶の忘却と日々戦い続けています。
忘れないためには、勉強し続けるしかない。

認定考査の試験、今年はホントに難しかったし、試験が終わった時はテキストも何ももう見たくない、と思っていましたが、今回の事件を通して、職業倫理について学ぶことの重要性を突きつけられました。
業務を行う上では、常に何らかの落とし穴があり、気を付けていてもその穴に引きずり込まれることがあるのだと思うと無力感もありますが、我々にできることは「気をつける」こと、そして組織に対しては今回の件を教訓として何らかの対策やツールの整備を要望もしくは提案していかねばならないでしょう。

課題は少なくないでしょうが、受験生の皆さまには、社会にとって必要なこの資格を目指すことに胸を張っていいと申し上げて、今回は終わりにします。

それではまた。

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