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全肢検討vs.軸肢切り 仁義なき戦い

今回はごく短く。
今年の午後に関して、択一についての検証をあまりしてなかったことに気づき今更ながら択一再現をざっくりやってみました。

毎年受験生を悩ませるあの問題、すなわち
「午後択一は全肢読むべきか、軸肢で切るべきか」問題について私の現場での戦い方を通して考えてみたいと思います…

と言ってみたものの、また長くなる予感しかしないので、とりあえず手書きの集計表(いや表にすらなってない)画像だけ貼り付けて見ていただくことにしました。
夏やし暑いしダルいもん。

裏紙に書くんじゃなかった…

だいたいお察しのとおり、午後全35問の全てについて「何肢検討したか(読んだか)」で分類したものです。汚いし見づらくて申し訳ないですが青ペンで囲んでメモ書きしてあるのが間違えた問題(合計6問)です。

3肢検討…計7問
4肢検討…計6問
全肢検討…計22問

全体の約6割を全肢検討したということになります。
かかった時間はマークする時間込みで合計63分。60分で記述に移るという目標は達成できず…
肢全文ちゃんと読んでる時間はないので基本的にはキーワード拾いながら斜め読みするというやり方はここ数年と同じでしたが、それでも時間かかってしまった。

(ちなみに、このキーワードに反応して素早く肢を読むというやり方は令和元年の行政書士試験対策の講座の中で学びました。同講座では他にもいろいろと司法書士受験にも汎用性の高いテクニックについて知ることができました)

2肢で答えを出せた、というか2肢しか読まなかった問題は今年はありませんでした。
記述に時間を残そうとするあまり択一を急ぎ過ぎて結局大量失点、という反省を経て、ある程度しっかり読もうという傾向に近年変わってきていたので。

言い替えると、以前は基本的に軸肢検討でやっていたのを、最近は全肢読む方向へ変わってきているけれど、不登法以降は時間の関係もあり軸肢検討で済ます(済んでしまう)問題もそれなりにある、といった感じでしょうか。

他に補足するとすれば
・比較的マイナー科目は全肢検討したものが多い(根本先生の言による)
・全くわからず手も足も出ないような問題はなかった一方、事例把握を誤って失点したものが目立つ
・凡ミス(正誤逆にする、選ぶ番号を間違えるなど)は例年以上に気をつけたため無かった

以上のことから導かれた結論としては、
「全肢読んでも間違えるもんは間違える」
ということになります。かなり乱暴ではあるけれど。

実際、失点6問は全て4肢か5肢検討したものばかり。
その中で、今年最も痛恨な一問をご紹介してこの記事は終わります。

LEC検証会によれば正答率7割超だった

肢イを自信満々に即バツしてるけど事例カン違いしたせいで道を誤りウの判断ができなくなって路頭に迷った悲しいパターン。二択にすらなっていない。
こういう事態に陥らないためにもやはり過去問演習、あるいはテキストでのインプットの重要性をよくよく認識しておくべきだということがよくわかる。もちろん、一問一分の制限で戦えるレベルで居られるかという意味において。


…しかし結局、全肢か軸肢かという永遠のテーマに対しての答えは得られず、もしマークミス等の択一原因で今年不合格だった場合の来年の自分のために参考になるようなならないような検証結果となりました。
皆さまもビミョーな表情でご反応いただけれぱ幸いです。


さて現在、これまでの10年を総括する記事を準備中です。
諸事情により、1回限りの有料記事(数百円程度)となる予定で秋までには公開できるかと。
興味のある方は気長にお待ちいただければと思います。
それではまた。

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