山崎光学写真レンズ研究所(後編)
2024年3月13日、私は再び新宿区の路地を彷徨っていた。数日前に「レンズの修理が完了した」とお電話をいただいたのだ。インターネッツを見るに“数ヶ月掛かった”という話もあったので、1ヶ月弱で完了するとは思ってもいなかった。もしかすると、そこまで重症ではなかったのかもしれない。山崎光学写真レンズ研究所に到着すると、我が沈胴ズミクロンが机の上に置いてあった。先の通り、ありがたくも早く修理が完了したので感動の再会でもない。勿論、ワクワクはしている。
退院問題だったレンズ内は再コー