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植木市に出かけた先で、久しぶりの地元の景色を眺めて「懐かしいなぁ」とAさんはとても喜んでいました。
「実はよ、」と恥ずかしそうな表情で語り始めたAさん。
若いころ、お互い想い合っていた恋人がいたそうで。
距離が離れて泣く泣く諦めてしまい、それきりになってしまったそうです。今でも忘れられなくて毎晩思い出すのだそう。
「名前も忘れてない。あぁ、生きてるかどうかだけでも知りたい…」と仰っていました。
歳を重ねても、抱き続ける恋心に胸がキュッとなった瞬間でした。
特養 ヘルパー

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