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昨夜の急なできごと

母の突然の入院

コロナ禍で1年以上は不要不急の外出を避けて、医療従事者や家族に負担をかけまいと、毎日手洗いうがいを徹底してきました。

マスメディアの報道を見聞きするたびに、周囲にコロナ患者がいないことを理由に、まるで、人ごとのように別世界のようにとらえていたのですが、少し離れた所に住んでいる母から、昨夜突然連絡がありました。

内容は、胸部から背中にかけて今まで経験したことない痛みがあるとのこと。電話の声が比較的しっかりしていて冷静だったこともあり、とりあえず#7119に電話をかけて相談するように指示をして、何かあれば連絡してほしいと言って、一旦電話を切りました。

数分すると折り返しの連絡があり、すぐに救急車がきて搬送されることとなったのです。

搬送先

搬送先がきまったら連絡するようにとあわただしく電話を切り、すぐに着替えて実家へ向かいました。向かう途中、このコロナ禍で受け入れてくれる病院があるのかとか、できれば近くの警察病院か総合東京病院、もしくは定期的に掛かっている女子医大であればなどと考えていました。

東京女子医大

夜間で、30分もかからずに実家に到着するも、明かりは消えてすでに搬送された様子。以前に幾度となく、家族が救急搬送された経験から、最短で20分、搬送先が決まるまでに数分(場合によっては数十分)かかるのを知ってたので、休日の夜にも関わらず随分早いものだと感心しました。

それから間もなくLINEで同居の兄から、「女子医大」とだけ一言書かれた着信があり、やっぱりと思いながら、すぐに後を追いました。

女子医大に到着すると、救急外来は静かで、救急隊は2台のみ。母の後に1人運ばれた高齢男性だけで、比較的すいていました。

思い出の場所

救急搬送をされたのにも関わらず、わりと冷静でいられたのは、じつは何度もこの東京女子医大にはお世話になっていて、幾度となく通った経験があるのです。

今から遡ること40年前に、父が脳卒中で救急搬送されたのを皮切りに、10年前には、また父が今度は胆のう癌で、他界する間際までお世話になったのです。

更には、母も掛かりつけの医院の先生も、ここの出身で、検査の際はお世話になっている我が家では、なじみ深い病院でもあるのです。

検査の結果

胸部から背中にかけて痛みがあるということで、造影剤を入れてCT検査をしました。画像診断をしながら、担当医の話では、動脈乖離の疑いを検査したところ明確な診断造が見られず、この先、容体が急変することもありえるので、大事を取って、集中治療室(ICU)に入院して、明日もう一度検査をして何もなければ退院とのことでした。

容体は安定

そうこうしているうちに、搬送されてから4時間が経過して、搬送時には160以上まで上がった母の血圧も、120以下に安定して、胸の痛みも大分取れた様子でした。しかし、今度は固いストレッチャーに固定して寝ていたので背中が痛くなってしまったようです。ヤレヤレ…

医療関係者に感謝

幸い今のところ大事には至らなく、内心ほっとしています。しかし、こうして安心して任せていられるのも、昼夜を問わず対応している医療従事者のおかげと感謝しています。一部報道では、様々な意見があるようですが、もしも万が一のことがあった時に頼りになるのは医療機関です。家族の愛情やケアも必要かもしれませんが、急を要する病は、それだけではどうしようもできません。母の急な搬送を機に改めて医療の大切さを切実に痛感しました。

本当に医療従事者の皆様、ありがとうございます。




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