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子育ての「関ヶ原」⑧ 私の反省と想い

子育てでは親が絶対に負けたらいけないことがある。
それがこの息子の盗みをしたときだった。
もし私が負けていたら、息子の「今」はどうなっていたか。
このときは一緒に考える父親(夫)がいないこと
ひとりで子育てしていることのしんどさを痛感した。


🍀 🍀 🍀


息子が大金を盗んでいると知った時の衝撃たるや。

ひとり親として、袋小路に追い詰められた気持ちもあったし

「この子はこの先、本当に大丈夫だろうか。
 私は犯罪者を育ててしまったのか」との自責もあった。

息子達が小さい頃から
「ゆーきゃんの家は放任だから非行に走っても
 まぁそんなもんだよねと思えるでしょ」と言われてきた。

私の中では
放任しているつもりはなかったから
ムッとしても聞き流していたけれども
DV父親と依存母親を持つ息子達なので
「やっぱりダメなのか・・」との思いもあった。


🍀 🍀 🍀

だからこそ
感情的にならずに
冷静を心がけて息子の話を聴くことを意識した。


そしたら
私が無自覚に自分の価値観を押し付けて
息子に渡したお小遣いの使い道を規制していたことが判明。

おそらく息子は
「俺のお小遣いなのに、
 使い道をお母さんに決められるのはおかしい!」。

何度もそう言っていたはず。

だけど
私の耳には届いていなかった。


力量不足の大人こそ
自分の無知・無能を棚に上げて
子どものせいに転嫁しがち。


子どもに責任があるわけじゃない。


子どもが問題と思われる行動を起こすなら
それは大人の責任だろう。


それを痛感した出来事だった。

🍀 🍀 🍀

この出来事。

私が息子との知恵比べで
息子に負けて息子の盗みを論破できなければ
息子は「大人なんて所詮大したことない」と見下して
今ごろ悪事を働き大人を試す方へ
知恵を使っていたかもしれないと私は恐れている。


「子育ての関ヶ原」と
私は命名しているが

これは
親である「私」の在り方・態度を
考えさせるための一大戦争だったのだ
と今の私は思っている。





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