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【しない子育て】 子育ての「関ヶ原」⑦盗みをした息子への対応


子育てでは親が絶対に負けたらいけないことがある。
それがこの息子の盗みをしたときだった。
もし私が負けていたら、息子の「今」はどうなっていたか。
このときは一緒に考える父親(夫)がいないこと
ひとりで子育てしていることのしんどさを痛感した。


🍀 🍀 🍀

伯父(私の兄)から盗んだお金を
どのように弁償するのか。
この点を息子と確認することにした。


息子は数回に分けて盗んでおり
全部で○万円にもなっていた。

息子は「僕のお金で弁済する」と
申し出たがそんなにお金を持っていない。

そこで私から提案をした。
「借用書」を書くこと。


「借用書」には
次のことを書かせた。
・借用した経緯
・借用金額
・返済方法
(大きくなったら返す)
・日付と署名


息子は神妙な顔をしながら
算数得意だけど計算間違いをしながら
必死に文章を考えて書いていた。


伯父さん(私の兄)には
次に家に来た時に
改めて2人で謝ることにした。


「借用書」を預かり
カードを売りに行く日を決め
自分で決めた始末の期限を確認し
この件は一旦終わらせることにした。


息子はお昼から登校し
私は出勤することにした。


息子の話を聞いて
ひとまず学校には伝えず
家の中での出来事とすることを
息子と約束した。
(もし息子の話に相違があれば
学校に相談にいくことも含めた)


🍀 🍀 🍀


兄からは私の状況を配慮して
私には「いいよ」と言ってくれたが
親である私が兄に返した。


後日、息子と一緒に
カードを売りに行きお店を見て
私がどれだけ息子を見てなかったか
どれだけ息子が見ていた世界を
一緒に見ようとしていなかったか
反省させられた。


同時に
これから更に知恵も体力もつく息子に
自分ひとりで親としてどう関わるのか
精神的・時間的・物理的・経済的余裕がない中で
息子をどう育てたらいいのか悩みに悩んだ。


🍀 🍀  🍀

「借用書」の件は
息子が高校生の時に
返済しなくて良い旨を伝えた。


弁済を求めたり
この話を再燃させなくても良いくらい
息子自身がまっすぐ育ったことを
私が確認し安心できたからだった。





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